Appleは環境問題に力を入れており、iPhoneを自動で分解してリサイクルするロボット「Liam」を用いていろんな資源の再生を行っています。2017年の環境責任経過報告書の中では、供給の流れを「閉じたループ」にすることをゴールとして掲げています。

環境 - Apple(日本)

https://www.apple.com/jp/environment/



Environmental Responsibility Report - 2017 Progress Report, Covering Fiscal Year 2016

(PDFファイル)https://images.apple.com/environment/pdf/Apple_Environmental_Responsibility_Report_2017.pdf



従来、電子機器の供給の流れ(サプライチェーン)は、原料を加工し、製品を生産、客が使用し、最後は電気電子機器廃棄物になる……という線形になっています。しかしAppleが目指すのは客の使用後、廃棄するのではなく再加工して製品をまた生み出せるようにすることで、チェーンをループにするというもの。



その「ゴール」に向けて導入されたのが、iPhoneを分解するためのロボット「Liam」です。

iPhoneを自動で分解してリサイクルするAppleのロボット「Liam」がバリバリと仕事をこなすムービー - GIGAZINE



Liamには10万台のiPhone 6から

・アルミニウム:1.9トン

・銅:800kg

・コバルト:550kg

・スズ:55kg

・レアアース(希土類元素):24kg

・銀:7kg

・タングステン:3.5kg

・タンタル:2.5kg

・白金類:0.4kg

・金:0.3kg

を回収する能力があります。

実際に、製品にも再生資源がかなり活用されていて、iPhone 6sに用いられているスズはすべてが再生資源で、ほとんどはロジックボードのはんだだったものだそうです。

また、まだ再利用技術が確立されていない資源については、研究やその他の技術解決策への投資を行っていく必要があると記されており、Appleのこの分野への注力ぶりがわかります。