疑惑の判定でCL敗退…それでも、DFフメルスのツイートが男前だ

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18日に行われたUEFAチャンピオンズリーグの準々決勝2ndレグ、レアル・マドリー対バイエルン戦。

試合は延長戦にまでもつれる死闘となり、アグリゲートスコア6-3でマドリーが準決勝に勝ち上がった。

そんなこの試合で波紋を呼んでいるのが、ヴィクトル・カッサイ主審の判定だ。

アルトゥロ・ビダルの退場処分は厳しかったのではないかという声があり、またマドリーのゴールシーンには2つのオフサイドがあった可能性もある。

そうしたジャッジについてバイエルン側から批判の声が向けられており、当のビダルは“試合を盗まれた”と表現。また、ダヴィド・アラバは試合後にTwitterを更新し、「この結果は本当に受け入れ難い」と胸の内を明かした。

悔しさを隠しきれない選手がいる一方で、マドリーを讃えるバイエルンのプレーヤーもいた。その一人が、マッツ・フメルスだ。

1stレグを欠場したものの、なんとか2ndレグで復帰したDFフメルス。

試合後、Twitterに「最後の最後まで戦ったが、我々の心はピッチに置いてきてしまった。残念だが、誰にもコントロール出来ないことだった…。レアル・マドリー、おめでとう」とアップし、悔しさを滲ませつつも勝利したマドリーを讃えた。

また、2ndレグでフメルスとセンターバックを組んだジェローム・ボアテングも「時折、フットボールというものは…。今夜の大一番を戦ったチームメイトに敬意を表する。おめでとう、レアル・マドリー」と、マドリーに祝福のメッセージを送った。

選手たちにももちろん言い分はあり、ビダルのように判定を批判することは必ずしも悪いことではない。

しかし、これだけの大一番で悔しい負け方を喫しながらも、相手チームを敬うことを忘れないフメルスとボアテングの投稿は賞賛されるべきだろう。