中国の海軍創立記念日である4月23日に合わせ進水する可能性もある建造中の中国国産空母が関心を集めており、中国の軍事評論家が同国の空母の発展について語った。写真は中国海軍。

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中国の海軍創立記念日である4月23日に合わせ進水する可能性もある建造中の中国国産空母が関心を集めており、中国の軍事評論家が同国の空母の発展について語った。18日付で中国ポータルサイト・捜狐が伝えた。

中国海軍の退役将官でもある軍事評論家の張召忠(ジャン・ジャオジョン)氏は、1990年代から中国には空母が必要だとたびたび主張していたが、「お金がかかる」「空母は帝国主義国家が持つ兵器」などの理由から反対意見の方が多かったという。

中国が90年代に空母の建造を進めなかった理由について張氏は、「理由は大きく二つある。まず、中国は日本のように海に囲まれた国ではないため、危機感が日本ほど強くはない。日本にとって空母はなくてはならない存在だが、中国は陸地での優勢が海上での劣勢をカバーできるため空母の必要性が低かった」と説明。さらに、「二つ目の理由は、中国の経済発展が遅れていたためだ。今や中国の国防費は米国に次ぐ世界2位と言われているが、90年代の国防費は今の10分の1以下で、毎年海軍に振り分けられる費用は25億ドル(約2700億円)程度で、さらに、実際に武器に使えたのは5分の1程度。空母の開発は50億ドル(約5400億円)あっても足りないくらいなため、当時の状況では研究を進めても意味がなかった」と述べた。

中国初の国産空母は建造が順調で間もなく進水するとの見方もある中、すでに「3隻目の国産空母は電磁式カタパルトを備えた原子力空母となる可能性がある」と指摘する声もあるなど、中国の空母分野の発展に注目が集まる。(翻訳・編集/内山)