Windows 10 の大型アップデートCreators Update後に要注意!メニューからなくなった機能はどこにいったの?

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Windows 10の大型アップデートCreators Updateの配信開始から約一週間が経った。
アップデートは順次なので、もう完了したという方も、更新データがまだ降りてきていないという方もいるだろう。

Creators Updateでは、3Dペイントやコルタナの強化などの注目機能がある一方で、メニュー体系が整理されていることにも注意が必要だ。

たとえば、スタートボタンの右クリックで表示されていた「コントロールパネル」はメニューになくなっている。

●アップデート後に迷わないように確認しておこう
最初に、「コントロールパネル」から確認しておこう。

Windowsユーザーは、設定を変更したいと思ったときには、まずはコントロールパネルを開くことが習慣づいているだろう。

これまでは、スタートボタンの右クリックから呼び出していた。
しかし、Creators Update後は、ここには表示されなくなっている。

スタートメニューから呼び出すなら、スタートボタンをクリックし、「Windowsシステムツール」を展開して、「コントロールパネル」を選択する必要がある。従来からある方法だが、手数は多くなってしまう。


スタートボタンを右クリックしても、「コントロールパネル」のメニュー項目はない。



スタートメニューの「Windowsシステムツール」を展開して、「コントロールパネル」を選択して、呼び出そう。


同じくCreators Update後、右クリックから呼び出せなくなったものには「コマンドプロンプト」もある。
こちらも「Windowsシステムツール」を展開して、選択できる。

もっと素早く呼び出したいときには、タスクバーの検索ボックスを使うのが簡単だ。
・コントロールパネルの場合は「cont」
・コマンドプロンプトの場合は、「cmd」
と入力すれば検索されて、メニューに表示される。

ほかにも、変わっているところがある。
コントロールパネルの「ハードウェアとサウンド」からは「ディスプレイ」項目が消えている。また「デスクトップのカスタマイズ」の「個人用設定」もなくなっている。


コントロールパネルの「ハードウェアとサウンド」からは「ディスプレイ」が消えた。


なくなった設定画面にたどりつくためには、
スタートボタンの右クリックから「設定」を選択し、
設定画面で「システム」→「ディスプレイ」を選択する。

個人用設定は、設定画面で「個人用設定」を選択することで表示できる。


「ディスプレイ」の設定を行うには、設定画面で「システム」→「ディスプレイ」を選択する。


従来のWindowsでは、各種設定を行うのにコントロールパネルを経由していた。
しかし、Windows 10では新たに設定画面が追加されている。

Windows 10へのバージョンアップ以降も、コントロールパネルと設定画面の両者に設定項目があるため、混乱しがちだったが、これからは設定画面に統一する方向で移行が進んでいくようだ。

今回の変更で、メニュー自体は整理されてわかりやすくなる。
その一方で、従来の環境になれたユーザーにとっては、最初のうちは戸惑いや混乱が起きそうだ。

いざ操作しようとしたときに戸惑わないように、大型アップデートの都度、操作方法を確認するようにしておこう。