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ドイツのアウディAGはこのほど、多様な性格を備えた電気自動車のコンセプトカー「e-tron Sportback concept」を上海モーターショーで公開すると発表した。電気駆動テクノロジーと専用に開発されたアーキテクチャーによる数多くの先進的な技術を採用した。

「e-tron Sportback concept」は4ドアのクーペスタイルで、320kWの電気駆動システムを搭載。この駆動システムは、アウディが将来、電気自動車の生産モデルに採用予定の構成そのままだという。フロントアクスルにひとつ、リヤアクスルに2つの電気モーターをそれぞれ設置し、4輪を駆動するシステムで、最高出力は320kW(ブーストモードでは370kW)。0-100km/h加速は4.5秒で、航続距離(NEDC)は500kmを超える。

すでに発表されている「e-tron quattro concept」と同様、水冷式のリチウムイオンバッテリーを前後アクスルの中間に搭載。これにより、クルマの重心を下げ、前後アクスルの重量配分も52:48と最適化することが可能となった。このバッテリーはコンバインドチャージングシステムにより、交流・直流の両方で充電することができる。

ボディは全長4.90m、全幅1.98m、全高1.53m、ホイールベース2.93mと大型で、このサイズは「A7」に近いものとなっている。サイドミラーは廃止され、代わりに小さなカメラがボディの両側に装着される。これによって従来のミラーにあった死角が事実上消滅し、斜め前方の視界も改善されている。このシステムは将来生産モデルに採用を予定しているものと基本的に同一だという。

「e-tron quattro concept」の生産バージョンは2018年、市場に登場する予定。翌2019年に「e-tron Sportback concept」の生産バージョンが続く予定となっている。

(山津正明)