ソニーは2017年4月19日、同社の新たなフラッグシップモデルとなるミラーレス一眼デジカメ「α9」(モデル名:ILCE-9)を海外で発表しました。世界初の積層型フルサイズCMOSを搭載して強力な連写性能と高解像度撮影が可能なモデルで、アメリカでは2017年5月に4500ドル(約49万円)で、ヨーロッパでは同6月に4500ユーロ(約52万5000円)で発売される予定となっています。

Sony’s New α9 Camera Revolutionizes the Professional Imaging Market | Sony | Alpha Universe

https://alphauniverse.com/stories/sony-s-new--9-camera-revolutionizes-the-professional-imaging-market/

Sony's powerful Alpha 9 camera is a super-fast, silent photo machine

http://mashable.com/2017/04/19/sony-alpha-9/#4TRXPIqz1mqw

Sony's new A9 camera is a full-frame mirrorless with ludicrous speed - The Verge

http://www.theverge.com/circuitbreaker/2017/4/19/15356680/new-sony-a9-mirrorless-camera-announced-specs-price-release-date

α9は世界で初となる35mmサイズの積層型フルサイズCMOSセンサー「Exmor RS」を搭載し、有効画素数は約2420万。感度はISO100〜51200で、拡張時にはISO50〜204800に相当。また、新設計のBIONZ XエンジンおよびフロントエンドLSIを搭載することで、静止画は14bit RAWでの記録、そして動画機能は4K撮影やフルHD画質で120fpsの高速度撮影を可能にしています。



新しいプロセッシングユニットにより、連続撮影時のメモリバッファ性能も向上しており、毎秒20コマの静止画撮影が可能。連続撮影可能枚数はJPEGで最大362枚、RAW画像で241枚となっています。



連写の際には画面が消える「ブラックアウト」なしの撮影が可能。画面内の93%をカバーするという693ポイントの像面位相差AFに対応し、AE/AF追従の演算は1秒あたり60回にのぼります。また、コントラストAFと組み合わせた「ファストハイブリッドAF」は、従来のα7R IIよりも25%速くなったとのこと。シャッター速度は最高1/8000秒。



ファインダーには約369万ドットの有機ELファインダー「クアッドVGA OLED Tru-Finder」を搭載しており、これはソニーのαシリーズでも過去最高の解像度。輝度は最大でα7R IIの2倍で、フレームレートは60fpsか120fpsを選択可能。新設計のプロセッシングユニットはEVFの表示レイテンシー(遅延)の軽減にも役立っているとのこと。接眼光学系は両面非球面レンズなどを用いた0.78倍となっており、「ツァイスTコーティング」も施されています。



センサー部には、センサーシフト式の5軸手ブレ補正を従来機から引き続いて搭載。最大効果はシャッタースピード5段分となります。また、Eマウントのカメラでは初となる、ドライブモードとフォーカスモードを別個に設定するダイヤルを搭載、また、静止画および動画撮影時に直接フォーカスを合わせられる「AF-ON」ボタンを搭載しています。



また、α9の登場と併せて従来よりもバッテリー容量が2.2倍となった新型バッテリー「NP-FZ100」が登場。さらに長時間にわたる撮影を可能としています。



さらに、プロ向けのフラッグシップ機としての仕様として、イーサネット端子(有線LAN)やデュアルSDスロットなどを搭載。デュアルSDスロットは、片方がUHS-II対応SDに、そしてもう片方がUHS-I対応SDとメモリースティックDuoに対応する仕様となっています。



日本でも間違いなく発売されると見込まれるα9ですが、記事作成時点で日本での発売に関する情報は不明。α9で撮影した4K動画は以下のYouTubeで確認することができます。

Sony | α | α9 High resolution full-frame 4K - YouTube