乃木坂46での経験が、芝居に活かされている



――「17歳の真理子」というお話にかけて…。17歳の頃の深川さんはどんな子でしたか?

高校2年生くらいかー…私は、自分でも、たぶん人から見ても、そんなに活発なタイプではなくて、おとなしいほうだったと思います。絵を描くことが好きだったので、美術を勉強できる高校に通っていました。

――美術専門の学校だったんですか?

普通科が6〜7組あるなかで、そのうちの1組だけ、音楽と美術が勉強できる芸術科という感じで。私の代は女の子だけだったので、すごく女子高みたいでした。あと、芸術科は、高校2年生から数学の授業がなくなるので、数学が苦手だった私としては、「ヨッシャー!」って(笑)。なかなかできない美術の勉強ができて、とても楽しかったです。



――その頃から、芸能界には興味を持っていたんですか?

そうですね。本格的に興味を持ちはじめたのは中学の頃で。雑誌やテレビで同年代の女の子たちが輝いている姿を見て、「私もこうなりたいな」って思ったことがキッカケです。

――でも、高校のときは美術を勉強されていたんですね。

中学を卒業しても、いきなり上京しようという勇気もなく…。高校を卒業してもまだちょっと怖くて、そのあとは服飾系の専門学校に通いました。洋服も好きだったので、芸能以外の仕事をするなら、服飾系がいいと思って。とりあえず、資格を取っておこうと。

――考え方がすごく堅実です。

いえいえ! 全然面白みがないなって思ってます(笑)。逆に、専門学校を出て、いよいよあとがないぞという状況にも陥ってきて…。「このタイミングしかない!」と思って、専門学校を卒業してから1カ月、地元でバイトをして、敷金、礼金を貯めてから上京しました。



――それから、20歳で乃木坂46に加入。…ということは上京してすぐにオーディションに合格したんですね。

そうなんです! 5月くらいから東京でひとり暮らしをはじめて、8月には乃木坂46の1期生オーディションがありました。上京したのに何もできなくて、結局帰ることになるっていうのはしたくなかったので、わらにもすがる思いというか。必死でいろんなオーディションを探しているなかで、乃木坂46のオーディションを見つけたんですよね。

――アイドルに興味はあったんですか?

じつは、アイドルというのは考えていなくて。でも、1期生というところにすごく惹かれたんです。上も下もない、ゼロからの状態でのスタートというのはどんな感じなんだろうって。



――ゼロからの状態で乃木坂46として活動をスタートして…。

ドラマや舞台、バラエティ、ラジオ、ミュージックビデオに個人PV…ホントにいろんなジャンルの仕事をさせていただく機会がありました。そのなかで、自分はミュージックビデオとか、個人PVとか、映像の仕事が好きだなと思うようになっていったんです。

――卒業を考えるようになったのは、24歳くらいだったそうですね。

「この先どうなっていくのかな」って本格的に考えはじめたのは24歳のとき。それから、「絶対、自分にとってこのタイミングがいい」って思ったのが25歳のときで、14枚目のシングル、『ハルジオンが咲く頃』の発売のタイミングでした。



――25歳ってある意味、女性のなかでひとつの節目の年齢だったりしますよね。

やっぱりそうですよねー!! なんだか、「25歳だから」って無意識に考えているところがありますよね(笑)。ほかのアイドルの方でも、25歳でグループを卒業って方、すごく多いんです。

――これまでの乃木坂46での経験は、今の深川さんにどういう影響をもたらしていますか?

ホントに、今までやってきたことがつながっているなと実感しています。人前に出るのが苦手ですぐ緊張してしまう私が、乃木坂46で人前に出るイベントをたくさん経験させていただくなかで、楽しいと感じるようになりました。ライブでの「この歌詞のタイミングで、この場位置に移動して…」ということは、今、お稽古しているなかでも「このセリフをしゃべっているときに、ここに移動して」という部分で、少なからず活かされていると思っています。



おかゆ、ぬか漬け…「和」を感じる最近のマイブーム



――今はお稽古でお忙しいかと思いますが、お休みの日は何をされていることが多いですか?

今(稽古期間中)のお休みだと、目の前のことをなんとかしなきゃ! っていう気持ちでいっぱいいっぱいで…友達と遊ぶという気にはならないんです。でも、普段の何もないお休みの日は、友達と外食をしたり、買いものに行ったりすることが多いですね。1日のなかで、1回は家から出て、外の空気を吸って気分転換したいなーって思っちゃいます。

――気分転換は大切ですよね。

ひとりでもブラブラすることがありますよ。気になった展覧会があると、「お休みの日に行ってみようかな」ってひとりで出かけたり。

――お家にいるときは、自炊をされますか?

時間があるときはやるようにしています。全然、凝ったものは作れないんですけど…。



――どんなものを作るんですか?

ん〜和食が多いですね。

――和食!

いや〜! でもでもでも! 和食といっても凝ったものは全然作れなくて! 豚肉とナスとピーマンの味噌炒めとか、マグロとアボカドの漬け丼とか簡単なものを…。今はクックパッドのアプリがあるので、それで、「小松菜、○○」とかで家にある余りもので検索して作ります。自分の頭だけで、ありものから料理を作るっていうのはできないんです。…26歳にもなって恥ずかしいんですけど…。

――お友達と家で一緒にご飯を食べることもありますか?

はい! 餃子パーティーをしたことがあります。あと、友達の家に行って、深夜にピザを頼んでもらったり…(笑)。

――深夜のピザって、なんだかいけないことをしているみたいでテンションがアガりますよね(笑)。

そうなんですよね(笑)。夜中のラーメンとかもドキドキしちゃいますよね。毎日だといけないですけど、ジャンキーなものって、たまにすごーく食べたくなるときがあって(笑)。ピザを食べながら「最近どう?」って友達と話をするのが楽しいんですよね。



――では、最近ハマっていることは?

んー…ハマっていること。「おかゆ」ですね(笑)。

――おかゆ?

去年、乃木坂46を卒業したあとに、友達と韓国に行って、そのときにおかゆ屋さんに行ったんです。韓国って、おかゆを朝食に食べる習慣があるらしいんですよ。朝食べると体にいいと知って、それから自分でも作って朝食に食べるようになりました。

――それも、自炊されているんですね。

鍋で作ると吹きこぼす危険性があるのと、後片づけが大変だなと思っていたんですけど、最近、炊飯器でもおかゆが作れることを発見して! 「おかゆモード」で簡単に作っています。1時間かかるんですけど(笑)。



――それはけっこう、かかりますね…(笑)。

(笑)。なので、お仕事がお昼くらいからのときは、8時とか9時に起きて、炊いて、10時とかに食べてお仕事に行きます。なんだか、最近は趣向が渋くなってきている気がして。最近、ぬか床とかも買ってみたんですよ。

――“ぬか漬け女子”ですか!

ぬか漬けって、毎日かきまぜないといけなくて大変っていうイメージがあったんですけど、冷蔵庫保存で、3日に1回かきまぜればいいというのを知ったので、チャレンジしてみようかなと思って…。今はキュウリを漬けています。

――自分で漬けたものは召しあがりました?

食べました! でも、すり込む塩の加減が難しくて…。あまりすり込みすぎてもしょっぱくなっちゃうし…っていう、理科の実験みたいなことを今、やっています(笑)。あとは、食器にもこだわりはじめていて。これまでは全部白の食器でいいやとか思っていたんですけど、今は少し味のある食器がほしいな、とか。食器をこだわると、料理が違って見えるなって実感しています。



【プロフィール】
深川麻衣(ふかがわ・まい)/1991年3月29日生まれ。静岡県出身。O型。2011年、乃木坂46の1期生オーディションに、約3万8934名の応募のなかから合格。スターティングメンバーとして活動をはじめる。2016年に発売された14枚目のシングル『ハルジオンが咲く頃』では初のセンターを飾り、同年、地元静岡で行われた卒業コンサートをもって、グループを卒業した。同年9月より、芸能事務所テンカラットに移籍し、本格的に女優業をスタート。
【Instagram】@fukagawamai.official
【公式サイト】http://www.tencarat.co.jp/fukagawamai/


■舞台『スキップ』
4月26日(水)〜5月5日(祝・金)@サンシャイン劇場
http://napposunited.com/skip/

原作:北村 薫『スキップ』(新潮文庫刊)
脚本・演出:成井 豊(キャラメルボックス)
<出演>
霧矢大夢、深川麻衣/岡田達也 ほか

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★★深川麻衣さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント★★

今回インタビューさせていただいた、深川麻衣さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

■応募方法:ライブドアニュースのTwitterアカウント(@livedoornews)をフォロー&以下のツイートをRT


■受付期間:2017年4月21日(金)12:00〜4月27日(木)12:00

■当選者確定フロー
・当選者発表日/4月28日(金)
・当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、発送先のご連絡 (個人情報の安全な受け渡し)のため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
・当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから4月28日(金)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただきます。5月1日(月)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。

■キャンペーン規約
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