ビル・オライリー氏。ニューヨークで(2016年4月5日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米FOXニュース(Fox News)は19日、看板司会者のビル・オライリー(Bill O'Reilly)氏との関係を断ったと発表した。同氏に対しては一連のセクハラ疑惑が持ち上がり、番組からの広告取りやめが相次いでいた。

 親会社の21世紀フォックス(21st Century Fox)は、セクハラ疑惑について「徹底的かつ慎重な検討を行った結果、オライリー氏がFOXニュース・チャンネルに復帰しないことで同氏と合意した」との声明を発表した。

 オライリー氏が司会者を務める報道番組「オライリー・ファクター(The O'Reilly Factor)」は、全米のケーブルテレビ局で最多の視聴者数を誇っている。同氏は現在休暇中で、番組には複数の代役が出演。休暇は「以前から計画していた」ものとされ、番組には今月24日に復帰予定だった。

 メディア各社は発表に先立ち、21世紀フォックスがオライリー氏を降板させる意向だと相次いで報道。同氏は発表の数時間前、イタリアの首都ローマ(Rome)で、ローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王と握手している様子が撮影されていた。

 米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)は今月初め、FOXニュースと同氏が女性5人に対し、口外や提訴しないことを条件に過去15年にわたり計1300万ドル(約14億円)を支払っていたと報道。これをきっかけに、同氏のセクハラ疑惑が広く報じられていた。

 FOXニュースをめぐっては、昨年7月にも、ロジャー・エイルズ(Roger Ailes)最高経営責任者(CEO、当時)がセクハラ疑惑で提訴されたことを受けて辞任している。
【翻訳編集】AFPBB News