家畜で授業料の支払いが可能に(出典:http://www.nigeriatoday.ng)

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4月16日のジンバブエ国営紙『Sunday Mail』によると、ジンバブエ教育省ラザラス・ドコラ大臣は授業料を支払えない親には柔軟に対応するべき述べ、家畜での支払いも可能であることを示唆した。また都心で家畜を所有していない親は、学校での自主的な奉仕活動も支払いの対象になるとのことだ。

これは財務省が4月上旬に「銀行はヤギ、牛、ヒツジ、鶏などをローンの担保として受け入れてもよい」と発表したことから、授業料にも柔軟に対応したようだ。家畜の価格に関しては、初等、中等教育省代理として校長が学校開発委員会のメンバーと話し合って決定するもよう。この授業料支払い方法はジンバブエの首都ハラレ市グレン・ビューの一部の公立小学校ではすでに取り入れられている。

お金のない家庭がヤギなどで授業料を支払うことは、何も払わないよりマシだという肯定的な意見がある一方で、全体的には反対する者も多い。

家畜の売買に関しては各コミュニティが学校関係者や地元有力者、そして保護者が参加できるようなマーケットを構築しなければならず、貨幣に変わるヤギや土地もない家庭もあるので不公平という意見がある。保護者の中にも「ヤギで学校を運営することはできない。親は何としてでも仕事を見つけてお金を払うべきだ」と述べる者もいる。

ジンバブエ教師連合事務局長は「都心に限らず地方でも授業料支払いが滞っている。都心に関してはこの支払い方法が継続的に行われるとは思わない。1000人以上もの親が学校で働いたとして、その生徒も親も恥をかくだけだ。そんな時間があるならいい仕事を探すべき」とこの政策に疑問を持っている。また政府は貨幣不足の対策をするべき、国民がお金を手に入れることができれば授業料は支払えるという意見もある。

経済崩壊でハイパーインフレーションのこの国では貨幣不足が深刻化しており、銀行でお金を引き下ろすのに何時間もかかったり、預金引き出し額も決められている。国民が現金を手にすることが難しいなか、ジンバブエへの投資がないことや生産の低迷、そして国内雇用のないことがさらに国民の貧困化を加速させている。

出典:http://www.nigeriatoday.ng
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)