18日、外国人観光客から不当に高い料金を受け取るいわゆる「ぼったくり」タクシーについてソウル市が取り締まりを強化した結果、一定の効果がみられたものの、問題の根絶には至っていないことが分かった。写真はソウルのタクシー。

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2017年4月18日、韓国・聯合ニュースなどによると、外国人観光客から不当に高い料金を受け取るいわゆる「ぼったくり」タクシーについてソウル市が取り締まりを強化した結果、一定の効果がみられたものの、問題の根絶には至っていないことが分かった。

市が明らかにしたデータによると、取り締まりを開始した2015年8月から1年間で、外国人が多い都心部の東大門(トンデムン)−明洞(ミョンドン)間におけるタクシーのぼったくり件数は46件、請求された料金は合計で224万9700ウォン(約21万4600円)だった。1件当たりの平均は4万8900ウォン(約4670円)となるが、これは同区間の通常料金4000〜6000ウォン(約380〜570円)の10倍にも上る額だ。

一方、取り締まり2年目となった昨年8月から今年3月の8カ月間では、発生件数33件、合計金額は72万1000ウォン(約6万8800円)、1件当たりの料金は2万1800ウォン(約2080円)となった。不当請求の額自体は取り締まりで半額以下に減ったが、発生件数は減っていないことが分かる。

また、訪韓客の最大の玄関口である仁川(インチョン)国際空港と都心のホテル間のぼったくりも同じような傾向で、取り締まり1年目は件数51件、総額431万8380ウォン(約41万2300円)から2年目は34件、234万2100ウォン(22万3600円)に、1件当たり平均額は8万4600ウォン(約8080円)から6万8800ウォン(約6570円)へと若干減った。

市ではこの原因を「タクシー運転手らが大きな額を吹っ掛けて取り締まり対象になるのを避け、少しの額でも不当料金を手にしようとする手口」と分析している。市は日本のゴールデンウイークなど観光シーズンを迎える今月24日から来月いっぱい、外国語を話せる職員などを現場に動員し、ぼったくりタクシーの集中取り締まりを行う計画だ。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「こういうタクシーのせいで国のイメージが悪くなるばかり」「国の恥だ。こんな後進的なタクシーはすぐに免許を取り消してくれ」など、違法タクシーへの怒りの声が多数寄せられている。

また、「外国人観光客のふりをして取り締まれば効果がありそう」「外国人観光客専用タクシーを作った方がいい」と提案するものや、取り締まりの効果が見えない状況に「詐欺に寛容な国らしいよ」と嘆く声もあった。(翻訳・編集/吉金)