バイエルンは試合後のコメントで判定について触れている(画像はクラブ公式サイト)

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レアル・マドリードとの試合で受けた複数の不可解判定に、バイエルン・ミュンヘンのスタッフと選手が不満を爆発させている。クラブ公式サイトでコメントを発表するほどだ。

欧州最強クラブを決めるUEFAチャンピオンズ・リーグ(CL)2017の準々決勝セカンドレグの一戦で、事は起きた。

ロナウド、3点中2点がオフサイドの位置に

2017年4月18日(日本時間)に行われたこの試合。後半39分、バイエルンMFアルトゥーロ・ビダルのファールにこの日2枚目のイエローカードが提示され、退場処分を受けた。だが、ビダルがレアルMFマルコ・アセンシオのドリブルに仕掛けたスライディングは、ボールを捉えていた。その勢いで上がったビダルの足に向かってきたアセンシオが引っかかり、ファールとされたようだ。

CLはホーム&アウェーの通算ゴール数で勝敗が決まる。バイエルンはホームでのファーストレグを1対2で折り返していたが、アウェーでのセカンドレグはこのビダル退場まで2対1と、通算3対3の同点で進めていた。そして延長戦に10人で臨むことになったバイエルンに、更なる疑惑の判定が襲った。

延長前半14分、レアルDFセルヒオ・ラモスがゴール前に送ったクロスボールをMFクリスティアーノ・ロナウドが冷静に胸トラップし、ゴールネットを揺らしたが、真横からのVTRを確認するとロナウドは完全にオフサイドの位置にいた。それでもゴールの判定となった。

まだ続く。延長後半4分、DFマルセロのパスからロナウドがまたもゴールを決めたが、こちらもオフサイドの位置でボールを受けていた。レアルはさらにアセンシオが1点追加し、バイエルンは2対4(通算3対6)で敗退が決まった。ロナウドはこの試合ハットトリックを達成した上、CL通算100得点の金字塔を打ち立てた。

一方でバイエルンからは試合後、不満が続出した。クラブ会長のカール=ハインツ・ルンメニゲ氏は公式サイトで「残念ながら主審の判断によって、我々にとって極端に不利な状況になってしまった」と審判を批判した。

レアル側からも理解を示すコメント

カルロ・アンチェロッティ監督は「最終的にいくつかの主審の判断によって試合が決まってしまった。サッカーでは起こりうることだとわかっているが、このレベルでこれほどの頻度で起こるべきではない。退場処分を受けるまでは、我々が試合を支配していた」とし、主将のDFフィリップ・ラームは「僕たちはいくつかのシーンで幸運に恵まれたが、主審の判断に関しては不運だった」とやはり判定を疑問視している。

このバイエルン公式サイト上では、レアル側からも理解を示すコメントが掲載されている。ジネディーヌ・ジダン監督は「基本的に私は主審について一切話はしないのだが、バイエルンが不満に思うことは理解できる」と述べている。