昨年から自身のメンタルヘルスについてオープンに話してきた歌姫レディー・ガガ。うつ状態になることが多いことや、慢性的に体が痛むこと、またPTSDと戦っていることなどを明かしていて、同じような境遇にいる人々を「Born This Way Foundation」を通じて助けようとしている。

また、同じくメンタルヘルスはタブーだという考えを無くそうとしているのはイギリスのウィリアム王子。そんな2人がこの度、ウィリアム王子、キャサリン妃、ハリー王子が共同で取り組むキャンペーン「Heads Together」の一環で、FaceTime対談を敢行!

レディー・ガガは「Born This Way Foundation」のホームページにPTSDとの戦いを記しており、それをウィリアム王子が読んだことから対談が実現したよう。

ガガはホームページにPTSDのことをこのように記した。

「私はPTSDのことをどのように、いつ、皆さんへ話すべきなのかずっと考えてきました。もう5年ほど慢性的なカラダの痛みや頭の中の変化と戦い続け、ようやく皆さんにシェアできるほど気持ちの整理ができました。メンタルヘルスの病気は恥ずかしいことだと思われていますが、本当は希望があるということ、また回復の余地があることを知ってもらいたいと思います」

また、実際にどのような症状と戦っているのかも明かしている。

「私にとっては毎日のことですが、普段の何気ない出来事からパニックを起こさないよう神経の働きを調整しています。その何気ない出来事というのは、家を出ることや、私の音楽を聴いてくれている人に触れられることなどです(中略)。現在様々な心理療法を受け、精神科医に処方された薬を飲んでいます。しかし、世界で最も安価で最良の薬は"言葉"だと思います。優しい言葉、ポジティブな言葉、目に見えない病気の"恥"に苦しんでいる人々を自由にしてあげられる言葉です(中略)。秘密にすることは病気の改善に役立ちません。私はもう秘密にすることをやめます」

レディー・ガガとウィリアム王子は共に、メンタルヘルスをオープンに話すべきだと信じていて、そのことについて対談をした。

ガガ:「お話できることを大変光栄に思います。私は王子の『Heads Together』や『#oktosay(話してもいい)』の大ファンです。王子の活動を通して、メンタルヘルスの変化とともに自分自身が変わったことを思い出しました」
王子:「ハリーやキャサリンと私はメンタルヘルスを大事なテーマだと考えています。退役軍人の抱える問題やホームレス、依存症など、多くの場合は元の原因がメンタルヘルスにあることに気づいたのです。私はあなたの書いたオープンレターに心を動かされましたし、個人的なこと公にすることはとても勇気のいる行動だと思いました。オープンになった時、どのような気持ちになりましたか?」
ガガ:「はじめはとても緊張しました。毎朝悲しい気持ちで起きて、ステージに立つという心情は、説明しづらいことです。また、メンタルヘルスの病気は恥ずかしいものだと思われています。患っている本人も、自分に問題があるのではないかと思いがちです。私も、『素晴らしいものを手に入れているのだから、幸せに思わなければならない』と考えることもあります。ですが、朝起きた瞬間に疲れていて、悲しくて、不安でいっぱいな時は、どうしようもないのです。考えることもままならないのですから。ですが、オープンになることで『これも自分、それでも大丈夫』と思えるようになりました」
王子:「それぞれのカラダに調子の良し悪しがあるのと同じように、メンタルもそれぞれの健康状態がある。恥じることではないのです。家族や友人と話すだけでも状況は変わります」
ガガ:「私にとって病気との戦いは大変でしたが、メンタルヘルスについてこうして話すことで、『あなたは1人ではない』とメッセージを伝えることができました。問題を抱えているように見えなくても、メンタルヘルスの病気に悩まされている人がいるのです」

今年10月にツアーの一環でイギリスを訪れる予定のレディー・ガガ。その際に、メンタルヘルスの病気が珍しいことやタブーではないことを知ってもらえるよう、ウィリアム王子と解決策を考えるのだそう。世界的な歌姫と、世界から注目を浴びるウィリアム王子が手を組むことで、世界はきっと大きく動くに違いない。