中川俊直氏

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 自民党の当選2回の衆院議員がまた不祥事を起こし、政府・与党幹部から19日、激怒の声が相次いだ。

 怒りの対象は女性問題が発覚し、18日に経済産業政務官を辞任した中川俊直衆院議員(広島4区)だ。20日発売予定の週刊新潮によると、妻子がいる中川氏は女性と不倫関係になって海外で“挙式”し、別れ話がこじれて女性宅のドアをたたき、警視庁にストーカーとして登録されたという。

 萩生田光一官房副長官は19日の記者会見で「きちんと国民に説明すべきだ」と中川氏の説明責任を求めた。中川氏は18日にフェイスブックで「不徳の致すところ」と謝罪したが、中川氏の事務所は「記者会見の予定はない」としている。

 公明党の山口那津男代表は党会合で「著しく緊張感を欠いている」と述べ、強い不満を表明。野党からは「政務官を辞めて済む話なのか」(民進党の榛葉賀津也参院国対委員長)と議員辞職に値するとの意見もある。自民党の竹下亘国対委員長は記者団に「本人の問題だ」と突き放した。

 自民党の中川氏の同期は問題行動が多い。被災地視察をめぐる失言で務台俊介氏は3月に内閣府兼復興政務官を辞任し、武藤貴也氏は金銭トラブルで一昨年離党した。宮崎謙介氏は不倫問題で昨年議員辞職した。

 不祥事だけではない。愛知5区が地盤の神田憲次氏(比例東海)に対しては、地元の地方議員が19日、次期衆院選の公認候補を意味する5区支部長の差し替えを古屋圭司選対委員長に求めた。地元での活動に不満があるとみられ、他の複数の2回生にも同様の嘆願が行われている。都内で講演した二階俊博幹事長は、こう危機感をあらわにした。

 「自民党は当選1〜3回生が半数以上を占める。若い議員にしっかり頑張ってもらわないと日本の政治はひっくり返っちゃうよ」