現在放送中のドラマ「東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ 犯罪症候群Season1」(毎週土曜夜11.40-0.35、フジ系)で元刑事・武藤を演じる玉山鉄二/(C)東海テレビ

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現在放送中のドラマ「東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ 犯罪症候群Season1」(毎週土曜夜11.40-0.35、フジ系)で主演を務める玉山鉄二に、自身の役どころや現場の様子について話を聞いた。

【写真を見る】4月22日(土)放送の第3話では、武藤(玉山)が咲子(ミムラ)に接近する/(C)東海テレビ

今作は玉山演じる元刑事の武藤が、妹を殺害されたという復讐(ふくしゅう)心にさいなまれながらも、再び犯罪捜査に加担していく。武藤の先輩刑事役として谷原章介、武藤に特命を命じる警視庁人事二課の環役として渡部篤郎が出演する。

――原作に対する印象をお聞かせください。

誰でも復讐がきっかけで悪に染まるというか、目線が変われば人としていけないことをしてしまうような、人間には誰しもそういった狂気に染まるきっかけがあると思います。そういった部分を、すごく考えさせられるような作品だと思いました。

人って問題提起をされた時、周りに言われたから、自分もそう思わなくてはいけないと思ってしまう風習がある一方で、(他人と)違う意見を言ったらそれが悪と評価されたり…すごく難しい世の中になっていると思います。そんな中、今作がそういった物事に対していろいろと考えられるきかっけになればいいですね。

――では、武藤という役をどのように捉えてますか?

武藤はある事件で妹を殺されたことをきっかけに警察を辞め、復讐の道を選ぶと思いきや復讐をしないという地獄を味わうという役どころです。

僕もバランス感覚が良い方ではなく、自分が思ったことに対してそこへ突き進んでしまう変な自信みたいなものがあるので、そこは武藤に近いかなと思っています。

――実際に武藤を演じる上での苦労などはありますか?

家族のこと、警察のこと、復讐のことと、さまざまな感情を背負い込みながら演じているので、本当に身が持たなくなりそうなくらいしんどくなることもあります。それだけ、この作品に懸ける思いも強いです。また、監督の要求と自分の中での違和感がぶつかったりすると結構悩んでしまうので、他のキャストの方たちとお話する時間がまだ少ないのも正直なところです。

――武藤はさまざまな感情を抱えているということですが、玉山さんは何かに葛藤した時、どのように対処しますか?

“時間が解決する”と言いますけれど、そこに頼るしかないと思います。僕は、誰かに頼ったりするタイプではないので。結局、時間がたっても忘れられなかったら、大きな問題だったと感じるし、忘れられたらその程度だったのかなと解釈しますね。

――谷原さん、渡部さんとの共演はいかがですか?

谷原さんの印象は、さわやかで頼りがいがあり、頭の回転も早く、本当に“ジェントルマン”という感じです。

渡部さんとは今回が初共演ですが、僕が学生の頃からドラマを拝見させていただいていたので、雲の上の方のような存在でした。キャストが決まって、そこに渡部さんのお名前があった時、本当にうれしかったです。

「渡部さんのような重厚感のある演技のできる役者になりたい」という思いがありましたので、現場での渡部さんの(演技への)取り組み方などを観察させてもらっています。ただ、意外に現場では適当でした(笑)。

――最後に視聴者の方々へメッセージをお願いします。

“復讐の是非であったり、復讐心から芽生える正義感が見る角度によっては狂気に変わるという瞬間を持ってる”というメッセージに対して恐れるのではなく、それも人間のひとつの心理であることを感じてほしいです。

3人の大人たちが情熱あふれる表情、目つき、思いを持ってドラマを構築しています。視聴者の方をくぎ付けにできるような作品になることを目指しています!