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 M・ナイト・シャマラン監督とジェームズ・マカボイがタッグを組み、23もの人格をもつ男がもたらす恐怖を描いた「スプリット」の本編映像が、公開された。

 女子高生ケイシー(アニヤ・テイラー=ジョイ)、クレア(ヘイリー・ルー・リチャードソン)、マルシア(ジェシカ・スーラ)はある日突然謎の男(マカボイ)に拉致され、地下室に監禁されてしまう。3人はなんとか脱出しようと試みるも、潔癖症の男性や9歳の少年、女性といった23もの人格を持つ男に追い詰められていく。全米では初登場から3週連続で第1位を記録し、世界興行収入は2億7300万ドル(4月18日時点)のヒットを記録している。

 本編映像では、女子高生たちが、閉じ込められた部屋の隙間から男女が言い争いをする姿を見るところから始まる。一縷(いちる)の望みをかけて女子高生たちは「ここよ!」「助けて!」と叫ぶが、部屋に入ってきたのは女性服を身にまとった、自分たちを誘拐した男たちだった。状況がのみ込めずぼう然とする女子高生たちに、男は「大丈夫。彼に言う。私の話は聞くの」と語りかけ、笑みを浮かべて去っていく。シャマラン監督らしいトリッキーな構成と不気味さが際立つシーンだ。

 誘拐犯の男が多重人格であることが明示されるシーンでもあるが、演技力を発揮したマカボイは「それぞれの人格を個別に演じるのも難しかったけど、1つのショットの中で演じ分けるのはもっと難しかった。自分が今演じているのはこの人格だと観客に信じ込ませた直後に、また別の人格だと思わせなければならないからね」と苦労を明かす。シャマラン監督は「彼(マカボイ)は僕が求めることを理解してくれた。あんなに恐れを知らない俳優は初めてだよ」と称賛し、マカボイが人格の1つ「パトリシア」を演じている際の「たたずまいが素晴らしかった」と語っている。

 「スプリット」は、5月12日から全国公開。