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失敗上等。気になったものは何でも買って試します





ニッポン放送アナウンサー

吉田尚記さん

入社以来、ヤングタイム番組を中心に担当し、現在は毎週月〜木曜日深夜24時から放送中の『ミューコミ+プラス』に出演中。放送業界で1、2を争うオタクとしても有名。第49回ギャラクシー賞DJパーソナリティ賞受賞。

吉田アナが毎日使っている必需デジモノはこれ!



私の三種の神器は、本当に毎日使っているもの。かつ、1年以上使っているという条件で選びました。

まずはPFUのドキュメントリーダー『Scan Snap iX500』から。



PFU

ScanSnap iX500

実勢価格:4万7490円

ドキュメントスキャナーブームの立役者であるPFUのフラッグシップモデル。PC不要のスタンドアロン動作に対応しており、Wi-Fi経由でさまざまなクラウドサービス(Evernoteなど)に直接スキャン結果を送信することができる。

毎月本誌でやっている連載の方でも紹介しましたが、とりわけこれをヘビーに使っていますね。アナウンサーという仕事の関係上、とにかくたくさんの資料をいただくのですが、それらを全てPDFにして保存するのに使っています。なんでそんなことをするのか? 資料というのは、新人タレントのプロフィールだったりするのですが、もらったときにはその価値が分からないんですよ。その段階では何者でもなかった人が、数年後に大化けしてしまうのが怖い。だから、もらった資料は全て電子化してEvernoteにアップロードすることにしています。毎晩それをやるのが日課でした。


担当番組内で半ば“恒例”となってしまった、吉田ガジェットへの落書き。『iX500』にはももクロメンバーによる書き込みがびっしり。

ところが、去年7月頃から忙しくなりすぎてそれすらできなくなってしまいました。そこで、先週からいよいよバイトを雇うことに。『ScanSnap』の素晴らしいところは、こういうときに、スタンドアロンで動作させられること。セキュリティ上、他人に触らせたくないPCを経由させずに、直接クラウドにアップロードする機能がついているんです。これがあまりに便利すぎて、今では自宅にもう1台買おうかなぁなんて思い始めています。本当は、最初から資料がデジタル化しているのが一番なんですけどね(笑)。

そして、次にご紹介したいのがソニーのウェアラブルデバイス『SmartBand Talk SWR30』。



ソニー

SmartBand Talk SWR30

実勢価格:1万7180円

Androidスマホと連携して使える、モノクロ電子ペーパーディスプレイ搭載型スマートウォッチ(iPhone非対応)。時刻表示のほか、活動量計機能、各種通知、音声通話など、さまざまな機能を備えている。もちろん防塵・防水対応だ。

スマートウォッチの一種なんですが、最大の見どころはディスプレイが電子ペーパーであること。今のスマートウォッチって、バッテリー消費を防ぐため、手首をこちらに向けたときだけディスプレイが点灯される仕組みになっていますが、私の使い方ではそれではダメ。カメラが回っているシーンではそんなことができませんから、いつでも画面が表示されていることが絶対条件になります。そうなるともう、電子ペーパーしかない……いや、なかった。実は年末に発売された有機ELのスマートウォッチ『Galaxy Gear S3』が常時表示対応なのですが、少なくともそれまではほとんど選択の余地がなかったんです。


2年以上、毎日使っているため、表面が傷だらけに。「大きな傷が付いた時にサンドペーパーで磨いたら、マットな風合いになってしまいました(笑)」

ということもあって、2年前からこれを愛用しています。各種通知も届くし、音声通話もできる。私の場合、時事通信ニュースの「号外速報」というメールが届いたことを通知するようにして、生放送中でもどんなときでも、今、世の中で何が起っているかをいち早く知ることができるようにしています。このメールは、私にとって、上司からのメールよりも重要なんです(笑)。

そして最後の1つは、フィギュアなどで有名なグッドスマイルカンパニーが手がけた可変型ヘッドホン『THP-01』。ヘッドホンって、どう考えても変形しない方が音が良いはずだって思うじゃないですか? でも、これは音もすごく良くて、その上でかっこよく変形するんです。



グッドスマイルカンパニー

THP-01

実勢価格:4万8600円

256個のパーツによって構成された可変型ヘッドホン。高名なDJ、Mr.Hahnによるサウンドチューニング、造形作家・メチクロによる本体デザインなど、音質とガジェット感を、極めて高いレベルで見事に融合させている。

しかも、1年以上、毎日ガチャガチャさせているのに、全く壊れる気配がない。彼らが本気でモノをつくるとこうなるんだな、と。最初はちょっと重さを感じるかもしれないんだけど、慣れると全く気にならなくなります。また、音場をわずかに後ろに下げるなど、聴き疲れをしないようなチューニングも施されており、長時間使っても問題なし。これが初めてのオーディオ製品とは思えない完成度に仕上っています。


変形後の形状が持ち歩きやすい形であることも『THP-01』の良いところだという吉田さん。慣れた手つきでガシャガシャと変形させていた。この感わずか数秒。

そして、この製品をきっかけに、彼ら、そしてCerevoと組んで、全く新しいラジオ『Hint』を作ることに。昨年夏にクラウドファンディングが大成功に終わり、いよいよこの春発売されます!(編集部注:詳細は今後のデジモノステーションでもお届けします) そういう意味でも感慨深い製品です。

僕のモノ選びのポリシーは、ずばり「失敗上等」。ちょっとでも気になったら買って試します。やっぱり触ってみないとわからないですから。そうした失敗の上に、これら三種の神器があるんですよ。

文/山下達也(ジアスワークス) 撮影/津田宏樹

※『デジモノステーション』2017年4月号より抜粋

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