中国メディアの環球網は17日、ドイツの大衆紙「ビルト」を引用して、中国がドイツ・ベルリンで世界最大の空港を建設中と報じた。写真はベルリンを飛ぶ飛行機。

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中国メディアの環球網は17日、ドイツの大衆紙「ビルト」を引用して、中国がドイツ・ベルリンで世界最大の空港を建設中と報じた。記事は、中国国内でも空港建設が急速に進んでいることにも触れ、理由として西側諸国とは異なり政府が計画通りにプロジェクトを進められるからだと解説した。

ベルリンでは近隣のブランデンブルク州にあるシェーネフェルト空港を大幅拡張して新たにブランデンブルク国際空港とする工事が進められている。記事は、重機が絶え間なく稼働する建設現場の活気を描写し「これが、中国が建設中の(ドイツの)新たな首都空港だ」と紹介した。

同空港は当初、2011年10月30日の開港予定だったが、さまざまな問題を理由に開港延期が繰り返された。記事によると、中国企業が建設に着手したのは15年9月で、19年の開港を目指している。今年3月に就任した空港新社長は18年内の工事完成を希望すると表明したといい、中国企業の作業の速さが期待されているそうだ。

国際空港評議会(ACI)によると、世界で最も利用者数が多い空港は米国のハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港で、13年実績で9238万9023人だった。記事はブランデンブルク国際空港について、最終的に年間利用者数が1億人超、航空機発着は延べ88万回になると紹介した。

続けて、中国は世界で最も空港の多い国と紹介。ブランデンブルク国際空港の建設が始まった06年に中国国内の空港数は140カ所だったが、現在までに60カ所が増えた。政府計画によると25年までにさらに124カ所が新設されるという。

中国で空港建設のピッチが極めて速い理由については、欧州との状況の違いを指摘。例えばドイツの場合には政府が各方面の利益のバランスを図ることが必要だが、中国ならば大型プロジェクトは政府部門が一手に掌握して進めるので効率的だと説明。「中国政府は空港建設のための障害を比較的容易に取り除ける。これは西側諸国では不可能だ」として「北京新空港の場合、着工前にまずブルドーザーが先行して数十もの村を平地にしてしまい、空港のためのスペースを作る。住民は補償を得られる」などと紹介している。(翻訳・編集/入越)