中国人観光客を乗せて済州を訪れていたクルーズ船も3月半ば以降は寄港していない=(聯合ニュース)

写真拡大

【済州聯合ニュース】韓国南部の済州島に不法滞在していた中国人が最近、自主的に帰国している。中国が米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備に反発して先月半ばから韓国旅行を規制しており、中国人観光客を相手に働いていた不法滞在者が仕事を失ったとみられる。

 済州島を行政区域に持つ済州道の出入国管理事務所は19日までに、3月1日〜4月10日に自主帰国した中国人の不法滞在者を1386人と集計した。昨年同期の149人に比べると9.3倍に上る。
 関係当局は道内に不法滞在する中国人を8000人以上と推定していた。これら不法滞在者は仕事あっせんのブローカー通じ、主に建設現場や農場、中国人団体観光客向けの飲食店などで働いていたとされる。
 しかし、中国政府による韓国旅行の規制で済州を訪れる中国人観光客が激減すると、中国人観光客相手の飲食店などが店を閉めたり従業員を減らしたりし、失職する不法滞在者が増えた。建設業の業況が最近鈍化し、季節的に農場の仕事が減っていることも要因だ。また、当局が3月から5月末までの限定で、3年未満で自主帰国する不法滞在者に再入国のチャンスを与えていることが影響したとみられる。
mgk1202@yna.co.kr