ドル・円為替、4月19日の動きと主要イベントは

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 4月18日(すべて日本時間)は1ドル109円台に戻す場面もあったものの、1ドル108円台を維持しているような状態であった。アメリカは3月の改善された経済指標を発表したが、ドル買いの動きにはつながらない。長期金利は低下し、ダウ工業株30種平均も170ドル安という影響を強く受けており、4月19日0:00を回ってからは1ドル108円を割る勢いで円高が進んでいる。

 18日は英国でサプライズもあった。憶測だけのニュースが先行し、ポンドドルが大きく変動したのだ。最終的にはメイ首相が6月に解散総選挙を実施することになり、ポンドは急上昇した。ドルは売られる傾向になったわけだが、ドルを買う材料はなかったのだろうか。

 21:30に発表された3月住宅着工件数は前月比-6.8%の121.5万戸と予想の125万戸を下回ったが、3月建設許可件数は126万戸と予想の125万戸を上回っている。22:10に発表になった3月設備稼働率は予想通りの76.1%、3月鉱工業生産も予想通りの前月比+0.5%だったが、改善されていることをしっかりと示した。しかし市場の反応は逆で、20:00に1ドル108円99銭だったものが経済指標発表後もどんどん下がり、19日1:00には1ドル108円35銭をつけた。11:00には2.25%だった長期金利が4:00ごろには2.162%まで下がっている。やはり地政学リスクを筆頭にしたリスク回避の動きが強い。

 本日のアメリカでは重要視される経済指標の発表はない。昨日同様にモルガンスタンレーなどの主要企業の決算報告がある。23:30には週間原油在庫統計が発表される。20日1:00にはローゼングレン・ボストン連銀総裁の講演、3:00には連銀経済報告もある。ここの結果は昨日同様に市場にあまり影響を与えないだろう。

 注目すべきは北朝鮮を巡るアメリカの発言だ。ペンス副大統領も安倍首相との会談を終え、これからのシナリオは日米で共有できたことだろう。北朝鮮で次ぎの大きなイベントが控えている4月25日までに何か動きがあれば、為替相場は敏感に反応する。まったく予断を許さない日が続いていくことになる。