4月20日にグランドオープンを迎えるGINZA SIX

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 東京の顔ともいうべき銀座6丁目に銀座最大規模の複合施設が誕生する。その名は「GINZA SIX」(ギンザシックス)。場所はかつて老舗百貨店「銀座松坂屋」があった場所といえば分かりやすいであろう。

 4月20日にグランドオープンするこのGINZA SIXの下層階には、大丸松坂屋百貨店がその威信をかけた「脱・百貨店」を掲げる商業施設を開設する。

 銀座の新たなランドマークとして期待されるこの施設。実は、長らく銀座の大型店で起きていた「大きな流れ」に逆らう内容になるということでも話題を呼んでいる。

◆大丸松坂屋・森ビルら4社の共同開発による大型複合ビル「GINZA SIX」

「GINZA SIX」は、J.フロントリテイリング(大丸松坂屋)、森ビル、L Real Estate(LVMHグループ)、住友商事の4社が共同出資した「GINZA SIX リテールマネジメント」が運営・開発を手がける複合商業施設で、2013年6月に閉店した「松坂屋銀座店」跡地とその周辺を再開発する銀座六丁目10 地区第一種市街地再開発事業によって生まれた。開発によりかつての松坂屋銀座店本館、パーキング館の敷地が一体化され、あづま通りが分断されたため、建物内に道路が設置されているのも特徴だ。

 建物の基本設計・外観デザインは谷口建築設計研究所が、インテリアデザインはフランス出身のグエナエル・ニコラが担当しており、外観デザインは「ひさし」「のれん」をイメージした日本らしい外装に仕上

 建物は地上13階・地下6階建。そのうち、商業フロアは地下2階〜6階と13階の一部。7階〜12階と13階の一部は、銀座地区では珍しい大規模オフィスとなる。

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 商業施設部分の面積は約47,000屐敷地面積が約9,000屐延床面積は約148,700屐そのコンセプトは「Life At Its Best 最高に満たされた暮らし」、ブランドスローガンは「Where Luxury Begins 世界が次に望むものを」で、単なる高級品ではない、人生を豊かに充実させるための新たな価値「New Luxury」を提供するとしている。

◆全241ブランドが出店――銀座松坂屋以上の「高級感」

 GINZA SIXに出店する店舗は全241ブランド。そのうち「旗艦店級」の店舗が半数を超える122を占めるほか、銀座初出店が81、新業態が65と、従来の銀座には無かった新たなブランドが数多く進出する。とくに、中央通り側の路面店舗にはアジア初となる「ディオール メゾン」を導入する「The House of Dior」(ザ・ハウス・オブ・ディオール・仮称)をはじめ、「CÉLINE」(セリーヌ)、「SAINT LAURENT」(サンローラン)、「VALENTINO」(ヴァレンティノ)、「FENDI」(フェンディ)といった6のラグジュアリーブランドが出店。5層にわたって展開されるヴァレンティノをはじめとして多くが複数フロアに亘って展開される「日本旗艦店」となるなど、エントランスの第一印象は「銀座松坂屋以上の高級感」を感じさせられるものとなる。

 そのほかのアパレル・服飾雑貨ブランドとしては、2階には「FRANCK MULLER WATCHLAND」の日本4号店、3階には八木通商の「MACKINTOSH」、4階には「BEAMS HOUSE WOMEN」、「Theory」、「PAUL SMITH」、5階には「DIESEL」、スポーツウェア「アディダス」などが出店する。

 また、地下1階はかつて銀座松坂屋にも出店していた「シャネル」、「資生堂」などの化粧品ブランドが数多く出店するビューティーフロアとなる。

◆文化イベント開催で「コトモノ消費」強化

 ファッション以外の目玉となるのがグルメフロアだ。地下2階は「デパ地下」のような食品フロアとなり、はちみつ専門店「ラベイユ」、麹専門店「銀座 千年こうじや」、酢専門店「発酵酢屋 庄分酢」、麩専門店「ふふふあん by 半兵衛麩」など個性的な店舗が出店。駅弁「峠の釜めし」で知られる「荻野屋」(おぎのや)、北海道銘菓「白い恋人」で知られる「石屋製菓」、宇治抹茶の老舗「辻利」など、百貨店の全国物産展で人気となっている名店の「東京初店舗」を数多く誘致できたのも「百貨店系ならでは」であろう。