「男女の友情は成立するか?」

これって、いつの時代も意見が分かれる永遠のテーマではないでしょうか?どう考えるかは人によってさまざまだと思いますが、「マンダム」が若い男性世代に行なった「女友達や彼女との関係性に関する調査」を見ると、最近の男女の友情に対する面白い傾向が分かりました。

イマドキは異性の親友と「2人きりでの旅行」だってアリ!?

15歳〜24歳の男性に「女性の親友はいますか?」と尋ねると、「いる」と答えた人はなんと67.9%。7割近くが女性の親友がいるそうです。もはや若い世代の男性にとって、女性が親友であることにまったく違和感がないのでしょうか。

世代が違うと女の親友どころか「女友達」がいない人だって多いのでは?

そんな今どきの男性たちにとって「女友達」と「女性の親友」は、どのような違いがあるのでしょうか?そこで、女性の親友と2人きりですることを調査してみたところ、以下が結果です。

2人で旅行もOKなら、もはやそれって彼氏と変わらないのでは……と思うのは古い人間の感覚!?

1位は「外食」(40.6%)、2位は「買い物」(31.2%)、ここまでは親友ならアリなのは分かります。続いて3位は「カラオケ」(25.1%)、4位は「ドライブ」(19.8%)。ここで2人きりな雰囲気が強くなってきましたが、ここまでもアリといえばアリかもしれません。

が、5位「旅行(宿泊)」、「一緒の部屋で寝る」がそれぞれ16.9%。これは本当にアリなのでしょうか?これがアリということは、たとえ自分の彼女が親友である男性と2人で旅行したり、一緒の部屋に寝るのも問題ないということ?それとも彼女ができた時点で女性の親友との関係は変わる?と、疑問がつきないのは世代間ギャップのせいでしょうか?

ちなみに、アンケートに回答した若い世代の男性に彼女がいる割合は41.9%だそう。41.9%の男性のうち「旅行(宿泊)」、「一緒の部屋で寝る」がアリな割合がどのくらいいるのかは、残念ながら調査にありません。ただ41.9%の人は彼女がいても女の親友がいるのは間違いないわけで、彼女はその親友の存在をどのくらい許容しているのかは気になるところです。

女の親友がいる男性のうち「彼女アリ」は約4割

一方彼女がいない男性はたとえ女性の親友がいたとしても、ステディな彼女がやはりほしいのでしょうか?尋ねてみたところ、「今すぐ彼女が欲しい」「できれば欲しい」と答えた人は72.6%。やはり親友と彼女は別と考える人が多いようです。しかし「あまり欲しくない」「まったく欲しくない」人も27.4%いました。

女性の親友がいるけど彼女はおらず、そして「欲しくない」と思っている男性たち。なぜ彼女が欲しくないのか? その理由尋ねてみると、以下の結果となりました。

1位 面倒くさいから……59.1%

2位 自由がなくなるから……53.0%

3位 お金がかかるから……48.5%

4位 1人の時間を大切にしたいから……40.9%

5位 時間がないから……36.4%

6位 好きな女性がいないから……31.8%

6位 付き合うことに興味がないから……31.8%

8位 異性の友達や親友がいるから……13.6%

1位から5位の結果を見ると、彼らにとって彼女という存在はまずお金がかかり、さらに自由も1人の時間もなくなる。結果として「面倒くさい」存在として認識されているようです。その点女友達はお金もかからず、定期的にデートしたり連絡しなくてもいい存在なので楽ということでしょうか? 

男にとって女性の親友は「都合いい女」の危険性

「親友ならアリ」の境界線は双方合意の上で付き合わないと、後々トラブルになりそうです。

彼氏彼女になったら定期的にデートをしたり、連絡をとらなくてはいけない決まりはありません。にもかかわらずそういった「面倒くさい」ことをするカップルが多いのは、好きという気持ちが最初にあるからでしょう。そう考えると彼らにとっては好きという気持ちよりも「面倒くさいことをしたくない」がまずあり、だからこそ彼女はいらないと考える。

そう考えると彼らにとって、面倒くさいことをしなくていい女性の親友という存在は、きわめて都合がいいのではないしょうか。男性からすると“本命ほど好きではないけど、自分がいてほしい時に一緒にいてくれる女”という、なんだかとっても便利な存在になっている危険性もあるような気がします。

とはいえ前述の調査結果をみると、面倒くさいから彼女がいらないと考えている男性(女性の親友アリ)は一応少数派。すべての男性がそう考えているわけではありません。ただそういった考えで女性と親友のような付き合いをしている男性は確実にいるということだけは、頭に入れておいたほうがいいかもしれませんね。

【調査概要】
調査媒体:マンダム
調査方法:インターネットリサーチ 
調査時期:2016年11月実施 
調査対象:15歳〜24歳 男性415名