局部をほどよい膨らみで包み込み、ベストなポジションに持ち上げるフロントカップが人気の秘密だ

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宮崎県日向市のふるさと納税返礼品にも選ばれた、国産の男性下着ブランド「TOOT(トゥート)」(前回記事「セクシーな男性下着が、ふるさと納税の返礼品に選ばれた理由」参照)。2000年にブランドがスタートし、人気に火がついたのは伊勢丹新宿店メンズ館が開業した頃。ゲイバーが集積する新宿2丁目界隈で話題を呼び、以来、股上が浅い“ローライズボクサーパンツ”の代表ブランドとなった。作っているのは、日向市内の自社工場に勤める女性職人集団。はき心地が良くて丈夫なパンツは、素朴な彼女たちの丁寧なものづくりに支えられている。

「いつも心がけているのは
失敗しないように縫うこと」

 JR日向市駅から車で約10分。静かな住宅街のなかにTOOTの直営工場がある。1階にはカラフルな生地の山と、最新の自動裁断機が1台。生地を何枚も重ね、パソコンに入力した型紙のデータ通りに短時間で裁断していく。

2階に上がると、ミシンが忙しそうに動く音が聞こえてきた。何台ものミシンが並び、十数人の女性が黙々と作業をしている。ミシンの針のあたりに目線を集中させ、手先を器用に動かして生地を縫いあわせていく。定番商品の場合、1人で2〜3台のミシンを使いこなすという。

 現在、工場で働く従業員は30人。大半が市内から通う女性だ。20〜70代までと年齢は幅広く、経験年数もさまざま。製造ラインとは別に、工場の奥では新人2人が縫製の練習中だった。高度な縫製技術が求められるため、経験者でも技術習得に半年以上かかるそうだ。

 最古参は縫製経験40年という熟練職人の田原ミツコさん(72)。難易度が最も高いフラットシーマというミシンを担当している。

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