ラファエル・ナダル(スペイン)【写真:Getty Images】

写真拡大

ライバル・フェデラーの好調の要因も分析「以前より一層アグレッシブ」

 男子テニスのATPツアーは5月28日開幕の全仏オープンに向け、クレーコートシーズンを迎えようとしている。1月の全豪オープンを制するなど、今年絶好調を誇るロジャー・フェデラー(スイス)は同大会前までの休養を明言しているが、名ライバルであるラファエル・ナダル(スペイン)はフェデラーを今後どう迎え撃つのか、言及している。米スポーツ専門テレビ局ESPNが伝えた。

 全豪オープンに3月のBNPパリバ・オープン、そして4月のマイアミ・オープンと今季3度にわたり、フェデラーと熱戦を繰り広げたナダルは、5連覇を含む計9度の全仏制覇を成し遂げるなど、クレーコートの申し子として知られている。直近2年は負傷の影響もあって優勝からは遠ざかっているが、得意のシーズンを迎えるにあたり、フェデラーについて記事で語っている。

「ロジャーとは2、3試合プレーしたけれど、以前よりも一層アグレッシブにプレーするようになったね」と今季好調の要因を分析した上で、こう明かした。

「ただ、彼はそれがクレーコートだと、より難易度が高いものだと知っているだろう。自分自身も不可能とは言わないが、とても難しいと思う。それでも彼が自身のメンタリティーを変えることなく、クレーでのプレー自体も何か変えようとはしないと信じている」

ESPN「フェデラーに対する一番の方法は、ひとまず彼を忘れること」

 計37度にわたって長年、フェデラーと対峙してきたからこそ、ナダルはライバルのスタイルが変わることはないとみているようだ。

 さらに「彼は自分が何をしなければならないか、どう競争していくのか、健康でいるのか、そしてうまくプレーし続けるのかにより一層集中していると思う。自分の仕事がうまくいくためにとにかく集中しているんだ」と話したという。

 記事では世界ランキング1位のアンディ・マレー(イギリス)が「クレーコートシーズンに向け、いい動きができるようになってきた」と手応えを示し、同2位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)も「ここ5〜7年間、どれだけエネルギーを使ったかわからなかった」と近年の疲労と故障からの回復を図ってクレーシーズンに臨むことについても取り上げられている。

 ただ、「マレー、ジョコビッチ、ナダルにとって、フェデラーに対する現時点での一番の方法は、ひとまず彼を忘れることだ」とも記されている。フェデラーが休養に充てる期間で“ビッグ4”と呼ばれる実力者たちは再び存在感を示すことはできるだろうか。