15日、人民元の下落や景気の減退はあっても、中国人観光客の国外消費額は今も他の国を圧倒していることが分かった。写真は上海浦東国際空港の中国人観光客。

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2017年4月15日、人民元の下落や景気の減退はあっても、中国人観光客の国外消費額は今も他の国を圧倒していることが世界観光機関(UNWTO)の調べで分かった。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが伝えた。

2016年における中国人観光客の国外消費額は2610億ドル(約28兆4900億円)に上り、15年と比べて12%増加した。増え幅はその半分にも及ばなかったものの、15年は25%という記録的な成長を遂げていた。

UNWTOによると、中国人観光客の国外における消費額は13年連続で2桁成長しており、5年連続で消費額最多となっている。16年は米国(1220億ドル)の2倍以上の消費となった。01年の時点では、中国から外国を訪れる観光客は年間1200万人だったが、現在はその10倍以上となり、中国は重要な観光客源国となっている。

世界各地で中国人観光客の姿が見られるようになり、現地関連産業に貢献する存在となったが、その一方で中国人観光客のマナーの悪さや、現地の風習や文化を軽視する行為が問題になっている。

つい先日は、中国の女性観光客2人が東京の明治神宮で文化財に液体を散布した容疑により指名手配された。また、アイスランドでも地元で聖地としても知られる絶景ポイントに「中国」の文字をかたどった置き石が見つかり、問題となった。(翻訳・編集/岡田)