一時期ブームともなったストレッチツール「バランスボール」。とりあえず流行っていたから、見た目がかわいかったから、という理由で購入した方もおられるのではないでしょうか。とはいえ使い方もいまいちわからず、買ったまま放置。なんてことも多々あることかと思います。買ったまま放置されやすいこのバランスボールではありますが、とても優秀なストレッチツールであることが意外と知られていないようです。みなさんが見落としがちなバランスボールの優れた効果について紹介しますので参考に見てみましょう。

元は医療器具だった!?

バランスボールは本来、医療現場でリハビリツールとして活用されていたようです。病気や怪我でリハビリが必要な一般人の方だけでなく、スポーツ選手にも利用されているのだとか。このように、医療現場でリハビリツールとして利用されるぐらい、バランスボールの効果には一目置かれているのです。ではバランスボールに具体的にどのような効果が期待できるのでしょうか。

脂肪が燃焼しやすい身体になれる

バランスボールを使用すると、平衡感覚が養われるのと同時に、普段使用しないインナーマッスルが鍛えられるので、脂肪燃焼効率が上がることでより痩せやすい身体になることができます。インナーマッスルを鍛えるとたるんだ内臓も支えてくれるので、ぽっこりお腹を解消することもできます。

身体のゆがみを解消

わたしたちは身体にゆがみが発生すると、血液やリンパの流れが滞り、冷え性や新陳代謝の低下、むくみ、身体の痛みなどが発生してしまいます。何一ついいことがないからだのゆがみですが、バランスボールでストレッチを行うことで血液やリンパの流れが促進され、この身体のゆがみを解消してくれることで知られています。バランスボールで行うストレッチにより、体幹部を含め普段使用しない筋肉が鍛えられることで、体のゆがみの解消に繋がるというわけです。

肩こりや腰痛の解消

バランスボールを使用することで、普段使わない筋肉が鍛えられ、血液の流れを良くし、体のゆがみを解消すると紹介しましたが、この一連の流れにより、しつこい肩こりや腰痛の解消にも効果を発揮してくれるようです。更に普段からバランスボールに乗り続けることで、身体中の筋肉が凝り固まりにくくなりますので、肩こりや腰痛の予防対策にも効果が期待できると言われています。

バランスボールは普段使いが肝?

上記効果を期待するには、当然バランスボールを日々活用する必要があります。基本的にバランスボールを使ったストレッチ法は購入時に添付されている説明書等に記載されてはいますが、それらストレッチは適度にこなすとして、何より重視してもらいたいのがバランスボールになるべく頻繁に座ることです。バランスボールは座るだけでもバランスを維持するため体中の筋肉群が使用されます。それも頻度が多ければ多いほど、このストレッチ効果は増します。つまりバランスボールは普段使いが肝だということですね。きついストレットを行うのが面倒だという方は、まず普段からバランスボールに座ることからはじめてみてはいかがでしょうか。オフィスの椅子にバランスボールを取り入れているという企業もあるようですよ。


writer:サプリ編集部