中国無錫で行われた卓球のアジア選手権女子シングルスで、日本の17歳の平野美宇が優勝したことが中国でも大きな話題になっている。写真はCCTVの放送。

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中国無錫で行われた卓球のアジア選手権女子シングルスで、日本の17歳の平野美宇が優勝したことが中国でも大きな話題になっている。

平野の優勝について、中国代表の孔令輝(コン・リンフイ)監督は「平野の技術はわれわれの先を行っている」と認め、「日本代表は間違いなく大きな脅威になる。特に平野は全力を上げて分析しなければならない」と危機感を強めた。ただ、ネット上では「孔監督の指導が悪かった」という指摘も少なくなく、平野が本当に実力で優勝を手にしたのか懐疑的な意見もあるようだ。

そうした中で、このほど卓球などの情報について発信している小メディア「全言」が興味深いデータを紹介した。記事は「この四つの表を見ても、あなたは日本の卓球チームの実力を疑うのか?」と題されたもので、2014〜17年の3月の世界ランキングを掲載している。

まず、2014年のランキングでは、1〜6位までを中国選手が独占。その中には、今回平野が破った丁寧(ディン・ニン)、朱雨玲(ジュー・ユーリン)、陳夢(チェン・モン)の3選手も含まれている。日本選手は8位の石川佳純が最高で、まさに中国の一強状態になっている。

しかし、15年になると状況に変化が。1〜3位は依然として中国勢だが、石川が朱雨玲や陳夢ら3選手を抜いて5位にランクアップ。福原愛は11位、15位には平野早矢香が上昇した。続く16年は、トップ3は変わらず中国選手だが、石川が4位、福原が5位に上昇し、9位には平野と同い年の伊藤美誠が入っている。

そして17年。4位に石川、8位に伊藤、9位に平野が入り、18位には19歳の佐藤瞳が上昇。中国は1、2位こそ守ったものの、トップ20に入った選手は14年の7人から4人へと減少し、順位も明らかに下降している。

記事は、今回のアジア選手権でベスト4に進出した実力者・劉詩●(リウ・シーウェン、●は雨かんむりに文)が一時期チーム内の処分により出場停止となっていた際に世界ランキングを失ったことに言及しているが、それでもトップ10に入った選手は日本が3人、中国が4人でその差が縮まっていると分析。さらに、中国の4人の平均年齢は24歳を超えるのに対して、日本の3人は20歳にも満たないことにも触れた。

記事は、中国は若手の育成に力を注ぐべきだと主張した上で、「今回の失敗を必ず重視しなければならない」と警鐘を鳴らしている。(翻訳・編集/北田)