映画『スピード』は、時速50マイル(約80km/h)以下に落ちると爆発するバスに同乗したSWAT隊員を演じたキアヌ・リーブスの出世作。映画の大ヒットと共に爆発的な人気を博したのが、「スピードモデル」として知られる「DW-5600C-1V」です。

 

ベーシックなフォルムに秘められた永遠の機能美

ハードなアクションで大ヒットした1994年の映画『スピード』で、主演のキアヌ・リーブスは国際的スターに大きく飛躍。スタントマンを使わずに、危険な撮影も自分自身で演じきりました。その手に汗握る劇中で、彼の腕には常に、DW-5600C-1Vが装着され、時を刻み続けていました。

 

キアヌ・リーブスや映画と同様に、このDW-5600C-1Vも「スピードモデル」と呼ばれて大ブレイク。ちなみに映画の中でこのモデルがアップになるシーンがありますが、時刻表示を固定するためか、アラーム表示画面になっています(笑)。

 

この当時は豆電球で夜間の視認性を確保していましたが、1996年にELバックライト付のDW-5600ED、2002年にタフソーラーを搭載したG-5600、2005年に電波ソーラーモデルのGW-5600へと進化を続けました。さらには2013年、スマホと双方向操作が可能なGB-5600Bが登場するなど、初代G-SHOCKから続くシンプルな角型デザインの継承者となっています。

スピードモデル
DW-5600C-1V

映画『スピード』でキアヌ・リーブスが装着したことから人気爆発。歴代G-SHOCKの中でも初期角型デザインはケースが小振りなため、スーツにも似合う貴重な存在です。その一方で、電波受信アンテナを収納する必要がある電波ソーラーなどは、技術の小型化に成功しないと搭載できません。そのため画期的な新機能は、ほぼ最後に搭載されるという宿命にあるのです。