ネットフリックス、決算で「オリジナルとローカル作強化」宣言

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ネットフリックスは4月17日、今年の第1四半期決算を発表した。今期の新規加入者は495万人で、そのうち353万人が米国外だった。会員数の増加は市場の予測をやや下回ったが、売上はほぼ予測値通りで26億3700万ドル(約2800億円)だった。

決算発表を受け、当日午後の取引でネットフリックスの株価は3%下落し、終値は147.25ドルとなった。ネットフリックスは以前のガイダンスでは今期の会員数増を520万人と予測し、そのうち370万人を米国外としていた。

インターネット経由で番組やコンテンツを配信するOTTサービスの分野で、ネットフリックスは最もオリジナルコンテンツに力を注ぎ、その予算は60億ドル(6540億円)に達している。

株主向けの書簡の中で同社は、今年はさらにオリジナルコンテンツに注力していくと述べた。直近では「13の理由」や「サンタクラリータ・ダイエット」「レモニー・スニケットの世にも不幸なできごと」「アイアン・フィスト」といったオリジナル作品が好評を博している。

また、以前から実施している劇場向けの映画制作も継続し、ストリーミングと劇場公開を同時に行う試みも続けていくという。現在、130ヶ国に進出したネットフリックスは今後、各地のローカルコンテンツの制作も強化し、アマゾンやHuluに対抗していく構えだ。

eMarketerは今年、ネットフリックスの会員数が1億2800万人まで伸びると見込んでいる。それに対しアマゾンは8530万人。Huluは3200万人と予測する。

eMarketer のアナリストのPaul Vernaは「ネットフリックスの成長は、米国でまだ飽和点に達してはいないが、今後もかつてのレベルで米国の会員数を増大させるのは難しいだろう」と述べた。

会員数の伸びでは昨年第1四半期の674万人を上回ることはできなかった。昨年の同期は「ハウス・オブ・カード」や「デアデビル」等のヒット作が新規加入者の増大を牽引していた。

今年は「ハウス・オブ・カード」の新作の公開は第2四半期にずれこんでいる。第2四半期の予測を同社は新規会員が320万人で、そのうち260万人が海外ユーザーになるとしている。