国土交通省が昨年10月、国連欧州経済委員会の自動車基準調和世界フォーラムで新たな国際基準が採択されたことを受け、車両保安基準を一部改正し、「前照灯の自動点灯(オートライト)機能」の搭載を義務付けました。

日没前後から夜間にかけて多発する歩行者vsクルマによる死亡事故防止を目的としており、ドライバーの意思と関係なく点灯するのが特徴で、薄暮時の被視認性向上により、事故防止に寄与することが期待されています。

現在はメーカーや車種によって点灯タイミングが異なっていますが、今後の新型車からは周囲の明るさが「1,000ルクス未満」になった時点から2秒以内に点灯するように統一されます。

JAF(日本自動車連盟)はこうした背景から、「早期ヘッドライト点灯」をテーマとする特設サイト「JAF Safety Light」を設置。オートライト機能の点灯規準である1,000ルクスの明るさについてまとめたページを4月14日に公開しました。

JAFでは、先進安全機能に対するユーザーの正しい理解に向け、晴天時の日没15分程前の明るさとされる1,000ルクスがどの程度の明るさなのか、またドライバーや歩行者から自車がどのように見えるか等について、紹介しています。

オートワイパー機能を搭載した欧州車などでは、雨天時に雨滴センサーの情報を使って、周囲の明るさに関係無く自動点灯させるなど、一歩踏み込んだ配慮がみられます。

新型車へのオートライト機能装備義務化は2020年4月から、継続生産車は2021年10月からとなっており、今後の各自動車メーカーの対応が注目されます。

(Avanti Yasunori・画像:JAF、トヨタ自動車)

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【関連リンク】

国土交通省 前照灯の自動点灯機能義務付け
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha07_hh_000220.html

JAF セーフティ ライト2017
http://www.jaf.or.jp/eco-safety/safety_light/index.html
http://www.jaf.or.jp/eco-safety/safety_light/autolight/(前編)
http://www.jaf.or.jp/eco-safety/safety_light/autolightlatterpart/index.html(後編)

2020年「オートライト」の義務化でJAFが啓蒙サイト開設(http://clicccar.com/2017/04/18/464624/)