16日、韓国のソウル市が新たな交通手段としてゴンドラの導入を検討していることが分かった。これに、韓国のネットユーザーがコメントを寄せた。写真は漢江。

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2017年4月16日、韓国経済によると、韓国のソウル市が新たな交通手段としてゴンドラの導入を検討していることが分かった。

ソウル市は16日、上記の内容を盛り込んだ「交通改善および観光活性化のための新交通手段導入の基本計画樹立用役」を公告すると明らかにした。ゴンドラとは1本のケーブルにぶら下がって走行する小型のケーブルカーのこと。漢江(ハンガン)地域にゴンドラを設置し、都心の交通渋滞を解消するとともにソウルの代表的な観光商品にしたい考えだという。

また、ソウル市は来年までに時期別の総合計画を立て、早ければ2019年に着工する予定。交通渋滞の多い地点と観光客が集まる主要観光地を調査し、路線計画を検討するという。ソウル市関係者は「ゴンドラの設置場所については汝矣島(ヨイド)など漢江中心地域を優先的に検討している」と明らかにした。

しかし、環境関連の市民団体らによる反発が懸念されている。ソウル市は昨年2月、約188億ウォン(約17億8000万円)を投入して南山の頂上と旧tbs交通放送の建物をつなぐゴンドラを20台設置する計画を発表したが、環境専門家らの反発により同年8月に頓挫した。環境専門家らは「ゴンドラが南山と漢陽都城の景観を害し、ソウル市が推進する漢陽都城のユネスコ世界遺産への登録に悪影響を及ぼす」と指摘した。別のソウル市関係者は「ゴンドラの設置に反対する市民もいるため慎重に推進していく方針」と話している。

ソウル市は「ゴンドラを新たな交通手段や観光商品として活用する海外の都市が多い」と説明している。英国は2012年のロンドン五輪を前に、テムズ川を横切るケーブルカーをつくり観光名物にした。また、同ケーブルカーはロンドン市民らの出退勤時の交通手段としても使われている。出退勤の時間帯は速度を通常の約2倍に上げて運行しているという。同ケーブルカーは観光客とロンドン市民を合わせ、年間約120万人に利用されている。

ソウル市の計画について、韓国のネットユーザーからは「税金の無駄遣いはやめてほしい」「ゴンドラでどうやって交通渋滞を解消するの?」「漢江水上タクシー計画はどうなった?」「ゴンドラ設置のための費用を途中でこっそり自分のものにするつもりでしょ?そして後になって『漢江のゴンドラに手抜き工事発覚』との記事が出る」「外国に比べて韓国は本当に見るものがない。他国のパクリではなく、韓国に合った新たなものを開発してほしい」「まずは大気汚染を解決するべき。空気が汚いとゴンドラに乗っても何も見えない」など不満の声が多く寄せられている。

一方で、「良いアイデアだね。わくわくする」「今批判している人たちは、実際にゴンドラが設置されたら1番に乗りたがるだろうな」「ニューヨークにあるゴンドラに乗ってみたけど悪くなかった」との声もみられた。(翻訳・編集/堂本)