By CollegeDegrees360

学生時代に朝起きられなくて1限目を自主休校した経験のある人もいるかと思いますが、大学での学生の学習経験をより良いものにするには「午前11時以降に授業をスタートするのが最も良い」という研究結果が発表されています。

Let them sleep in: University students learn better in classes starting after 11am, neuroscience research shows - Quartz

https://qz.com/957858/let-them-sleep-in-university-students-learn-better-in-classes-starting-after-11am-neuroscience-research-shows/



アメリカのネバダリノ大学およびイギリスのオープン大学が、大学の1年生と2年生を対象に学生の1日の認識能力を調査したところ、朝一で授業を行うよりも適した学習タイミングが存在することが明らかになりました。

被験者となった学生たちの生活リズムや睡眠パターンはそれぞれ異なるので、全ての学生が恩恵を受ける「普遍的な始業時間」があるわけではありませんが、認識能力のテスト結果や学生に応えてもらったアンケートの内容などから、「最も多くの学生が恩恵を受ける始業時間」を導き出すことに成功しました。その時間は「午前11時」だったそうです。

この研究結果はFrontiers in Human Neuroscience上で公表されたものですが、授業時間を見直すための先行研究は複数存在するそうです。



By Grant

公表された研究の共同執筆者であるネバダリノ大学のマリア・エバンス教授は、「大学生にとっての最良の学習開始時間は、一般的な授業時間よりも遅いのです。大学生にとって、生物学的に自然な『1日の開始時間』は、大人よりも約2時間遅くやってきます」と大学によるインタビューの中で応えています。

今回の研究のような始業時間を見直す研究は近年盛んになっており、一部の教育機関では既に始業時間の見直しも進められている模様。実際、イギリス・ロンドンのUCL Academyでは2013年から始業時間を午前10時に変更しています。



By Paul Downey

もしも始業時間が11時以降になれば、1限目に遅刻する学生の数は大幅に削減でき、寝ぼけた頭に難解な授業内容を叩き込む必要も少なくなるので学習効率は上がるのかもしれません。ただし、時間割によっては「今日の授業は夜の21時まで」といった日もありそうなので、良い点だけでないことは明らかです。