冨田和成・ZUU代表取締役社長

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『週刊ダイヤモンド』4月22日号の第1特集は「『孫家』の教え──起業家に学ぶ10年後も稼げる条件」です。人工知能(AI)やロボットの進化、そして長寿命化の進展によって社会の構造が大きく変わる中、将来も「食べるのに困らない」、そんな未来を切り開く人材を育てるにはどうすればいいのでしょうか。そこで、10年先も活躍していることが確実な若手起業家27人を徹底取材しました。その生い立ちや家庭環境からどのような力を磨いてきたのか。誌面に収まりきらなかった秘話を「拡大版」としてお届けします。初回は、金融メディアを急成長させた、ZUUの冨田和成代表取締役社長(34歳)です。(「週刊ダイヤモンド」編集部 鈴木崇久)

結果よりも全力を尽くすことの大切さ

「そんなの無理だよ」。幼き日の冨田和成が弱音を吐くと、彼の母はいつもすぐに訂正した。

「それはあなたが無理だと思っているからでしょう」

 勉強もスポーツも、結果より全力を尽くしたかどうかを大事にする母の教えが冨田に与えた影響は甚大だ。「全力を尽くせば無理なことはない。それを母から教わり続けた」(冨田)。

 母の教えを確信に変えたのが高校サッカーでの成功体験だ。約200校がひしめく神奈川県予選。例年2〜3回戦で敗れる実力の高校で冨田の代はタレントも不在だった。ところが、1年間の猛練習の末に泥くさく走り勝つ試合を重ね、ベスト16まで勝ち残る大健闘を果たしたのだ。

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