FW田川亨介が約8カ月ぶりの招集、U20W杯メンバー入りへ「思い切ってやるだけ」

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「持ち味を全部出し切りたい」。そう言って闘志を燃やすのはサガン鳥栖のルーキー、FW田川亨介だ。

 今季トップチームに昇格を果たした18歳は、途中出場ながらコンスタントに試合数を重ねている。8日のアルビレックス新潟戦ではプロ初ゴールを奪い、17日から始まったU−20日本代表候補合宿に招集を受けた。来月20日に開幕するFIFA U−20ワールドカップに出場するU−20日本代表。田川にとって、この短期合宿が本大会のメンバー入りに向けた最後のアピールの場となる。

 昨年8月に行われたSBSカップ国際ユースサッカーで招集された際には「いろいろと考えすぎてしまって、混乱していた部分があった」と、求められる役割やチームの約束事を遵守しようとするあまり、自分の持ち味を存分に発揮することができなかったという。その反省点を踏まえ、今回は「思い切ってやるだけ」とシンプルな考えでアピール合戦に臨むつもりだ。

 所属クラブでは得意とするドリブルでの仕掛けや、俊足を生かした果敢な突破を見せて存在感を示している。トップチームに昇格した当初は「練習でも少し縮こまっていました」というが、ピッチでの堂々たるプレーには余裕さえ感じる。

 変化のきっかけのひとつは、先輩であるFW豊田陽平の言葉だった。「『今は何も考えずに必死にやれ』と言われたことが印象に残っています。そこから変な意識をせずに全力でやり切れている。練習中でも自信を持ってプレーできています」。

 本大会メンバー発表までに残されたラストチャンス。明日18日に控えるジェフユナイテッド千葉との練習試合で「結果を出して帰りたい」と意気込む。2日間という限られた時間で、いかに自分の存在価値を証明するか。急速に成長を続ける田川が、スピードと左足のシュートを武器に生き残りをアピールする。

文=高尾太恵子