16日、仏AFP通信は、ネパールの首都カトマンズで始まった中国との初の合同軍事演習について「中国がこの地域における影響力を高める中、インドに怒りと不安を与える可能性がある」と指摘している。写真はカトマンズ。

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2017年4月16日、仏AFP通信は、ネパールの首都カトマンズで始まった中国との初の合同軍事演習について「中国がこの地域における影響力を高める中、インドに怒りと不安を与える可能性がある」と指摘している。独ドイチェ・ヴェレの中国語ニュースサイトが伝えた。

中国とインドに挟まれているネパールは、アジアの二つの巨人による地域での覇権争いの影響力の間にある。

ネパールの軍当局によると、エベレストのネパール名を示す「サガルマタ・フレンドシップ2017」と呼ばれる10日間の演習は、対テロリズムに焦点を当てたものだ。軍の報道官は「これは、ネパールと外交関係を持つ国々との合同演習をしようとしているわれわれの努力と一致している」とAFPに語っている。

しばしば周辺の小国から「兄のように振る舞っている」と非難されるインドは、この演習を緊密に監視するだろう。

内陸国のネパールはインドからの輸入に依存している。前政権はインドへの依存を減少させるため中国に積極的に接近していた。

ネパール元駐中国大使のタンカ・カーキ氏は「ネパールと中国は多面的な絆を共有しており、合同軍事演習はその関係を広げている」と述べている。

中国の常万全(チャン・ワンチュエン)国防相は先月、軍事演習について協議するため中国の国防相として15年ぶりにネパールを訪問した。

毛沢東主義派が主導する現政権は、インドとの緊密な関係の修復を試みる一方で、中国からの資金援助も受け入れている。

中国はネパールに対し、国民総生産(GDP)全体の約40%に相当する大規模なインフラ建設を約束しており、先ごろ約83億ドル(約9016億円)の投資を実現している。インドによる投資案件は3億1700万ドル(約344億円)規模でしかない。(翻訳・編集/柳川)