16日、韓国・国民日報などによると、3年前の4月16日に起きたセウォル号事故の犠牲者を侮辱する写真がコミュニティーサイトやSNSに投稿され、非難の声が高まっている。写真は事故の真相究明を求める市民が持ち寄ったろうそく。

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2017年4月16日、韓国・国民日報などによると、3年前の4月16日に起きたセウォル号事故の犠牲者を侮辱する写真がコミュニティーサイトやSNSに投稿され、非難の声が高まっている。

この日、韓国の各種コミュニティーサイトやSNSで、魚の練り物をリボンのように細長く切って折り曲げ、セウォル号事故の犠牲者を追悼する「追悼リボン」を模した画像が拡散した。韓国には日本語の「おでん」の語が残っており、こうした練り物を煮た料理に加えその具材自体も「おでん」と呼ぶことから、ネットで広がっている画像は「おでんリボン」として紹介された。今回非難の対象となっているのが、この「おでんリボン」という言葉だ。

「おでん」は韓国のネット掲示板「日刊ベストストア」(イルベ)上でセウォル号事故の犠牲者を卑下する際に使う単語でもある。2015年1月には、イルベ会員が被害に遭った高校の制服を着ておでんを食べる写真を「友達を食べた」とするタイトルで掲載、この会員2人はその後、故人を卑下・侮辱したとして裁判所から懲役4カ月の有罪判決を受けていた。

犠牲者を侮辱する動きはこれだけにとどまらない。事故から3年を前に、釜山(プサン)駅前広場に設置されたセウォル号犠牲者のための追悼焼香所の展示物や写真などが切り裂かれたり、釜山市役所前の追悼写真展の横断幕が切り裂かれたりする事件も起こった。

この報道に対し、韓国のネットユーザーからは「この投稿をした会員もイルベ会員のように当然処罰を受けなければならない」「アカウントを停止・削除しろ」「韓国国民として、いや、人間としても失格だ」「どんな考えで、こんなことをしたんだ」など、多くの避難の声が寄せられている。(翻訳・編集/三田)