「自分たちらしさが、ギュッと詰まっている」と自信をのぞかせるThe Idol Formerly Known As LADYBABY

 黒宮れいと金子理江の2人組ユニット、The Idol Formerly Known As LADYBABYが12日に、2ndシングル「Pelo」をリリースした。前身のLADYBABYを2015年に結成し、2016年から2人体制(現行名)で活動を再スタート、昨年11月30日にシングル「参拝!御朱印girl☆」でメジャーデビューした。今作「Pelo」の作詞は作詞家の只野菜摘、C/W曲の「LADY BABY BLUE」の作詞・作曲はシンガーソングライターの大森靖子が手掛けるなど、古くから2人を知る作家が参加。2人は「自分たちらしさが、ギュッと詰まっている」と自信をのぞかせる。過激な歌詞と発言の裏にある2人の本心に迫った。

口先だけじゃなくて、ちゃんと自分たちで発信していきたい

LADYBABY「Pelo」

――今回のシングル「Pelo」では、アイドルの殻を少し破り始めている気がしました。

黒宮れい 本当ですか!?

金子理江 え〜! うれしいです!

――「Pelo」は、新しい展開を感じですし、2曲目の大森靖子さんが作詞・作曲した「LADY BABY BLUE」は、なかなかアイドルが歌えるような曲ではないと思います。

金子理江 今回の1枚としては、制作スタッフの方たちが、私たちの意向も取り入れくれたのかなって。その結果の一つとして、こういうシングルになったと思います。

 「LADY BABY BLUE」は(大森)靖子ちゃんが書いてくれていて、靖子ちゃんはうちらがこの世界に入るきっかけになったミスiDの審査員でもあって、うちらを見つけてくれた人と言っても過言ではなくて。

 表題曲の「Pelo」を作詞してくださった只野菜摘さんは、インディーズデビュー曲「ニッポン饅頭」の時から、うちらの曲を作詞してくれていて、本当にうちらのことを最初から知ってくれている人。そういうLADYBABYのことを、前から分かってくれている人が集まって、作ってくれたシングルなんです。

黒宮れい そういう部分でも、自分たちらしさが、ギュッと詰まってると思いますね。前の「参拝!御朱印girl☆」は、まだ以前のLADYBABYっぽさが色濃く残っていたけど、今回のシングルは、すごく自分たちらしさが出せていて。歌詞の内容も曲のテイストもそうだし。

――「参拝!御朱印girl☆」は、インディーズの3人時代を引きずっていた?

金子理江 引きずっていた部分もあります。今回は、その線を越えていったと思います。

黒宮れい 私たち2人の持つ世界観を、すごく尊重して曲を作ってくれていると思います。

――2人の世界観と言うのは、言葉に出来るような具体的なイメージはありますか?

金子理江 何か、一つの固定した世界観があるというわけではなくて。うちら2人にしか出せないものって、そのときによって全然違うんです。日々いろんなものが見えてくるし、考えることもどんどん変わる。日々うちらの気分も違うし、発する言葉もSNSでの態度もそれこそ時間によって変わるし。

 アイドルって作られたものと言うか、着せ替え人形じゃないけど、操られてる感のある人もいるじゃないですか。今までうちらは、「そういうアイドルにはなりたくない」って、批判じゃないけど否定的に見ていた部分があって。その部分で、口先だけじゃなくて、ちゃんと自分たちで考えて作ったものを発信して行きたいと思っていて。それが空回りして上手くいかないときもあるけど、その部分を多少なりとも今回は出せたのかなって思っています。

黒宮れい 日々変わるうちらの気持ちを汲み取って欲しいというのは、すごくワガママを言ってると分かっていて。それで衝突もあるんだけど、衝突することで分かってもらえるなら、そのほうが良いなと思うし。

金子理江 ファッションとかの流行と同じです。流行も、どんどん変わるじゃないですか。ただそれが、うちら2人だけの間での流行だっていうだけで。

パフォーマンス重視で見たいなら他のグループを見ればいい

金子理江

――「Pelo」というのは“ナメてる”という意味?

金子理江 世の中がうちらをナメ過ぎてるから、うちらもナメ返してるみたいな。「ナメんじゃね〜よ!」と。

黒宮れい 向こうがナメてくるから、うちらもそうするよって。

――人にナメられてるって、どういうときに感じるんですか?

黒宮れい 何かの番組でライブをやったあとに、「イメージと違ってた」みたいな反応をされたときとか、「ああ〜もっとアイドルっぽいと思ってたんだな」って。だから、まずは黙ってライブ見ろよ!っていうのはありますね。

金子理江 楽しむつもりがないのに、意見とか感想とか言われてもね。一度でも良いから楽しむ体勢で見てもらって、それでなら何を言われても構わないんです。携帯見ながらライブを見てたくせに、「思ったほどじゃなかった」みたいなことを言われても、「見る目ね〜なこいつ!」としか思わない。別に自信満々なわけじゃないけど、理解する気がないくせに言うなよ!って。

――でも、歌には自信があるんですよね? 普通に上手いと思いました。「LADY BABY BLUE」のニュアンスの付け方とか。

金子理江 ないない! 上手いと言ってもらえてうれしいけど、自信なんてないです。

黒宮れい まったくないよね。

金子理江 自信なんかつけちゃダメ。そう思った時点で終わるんで。調子に乗ると、伸びしろがなくなるし。

――でも、あまり時間がない中で、自分たちなりに練習してレコーディングに臨んだわけですよね?

金子理江 人って、窮地に立たされたときほど思わぬ力を発揮するものなんです。

黒宮れい やらなきゃ!って気持ちになるし。うちら、追い詰められないとやらないタイプなんで。

金子理江 常に窮地に立たされてるので、それが普通になってます。まあ、余裕があっても結局ギリギリにやるんで、それで窮地に立たされてるんですけど(笑)。それにライブとか歌とかって、パフォーマンスがどうのじゃないと思うんです。

黒宮れい そこに魂があるかどうかだよね。

金子理江 どれだけ楽しくて熱くなれるかだから。パフォーマンス重視で見たいなら、他のグループを見れば良いんです。

黒宮れい パフォーマンスが大事なのも分かるけど、うちらはそこじゃないんで!

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