「飲み会の誘いを断れない」ビンボーになる性格を変えるコツ

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 先行き不安な将来だからこそ、少しでも賢く家計を管理して、きっちりお金を貯めていきたいところ。でも、一言で「お金が貯まらない」と言っても、その原因は人それぞれです。

 そこで、家計再生コンサルタントの横山光昭さんとの共著本『<貯蓄のプロ>と<ディグラム診断のプロ>が教える「夫婦のお金」の増やし方』を出版した「ディグラム・ラボ」所長の木原誠太郎さんに「お金が貯まりにくい女性の特徴」を教えてもらいました!

◆性格が変われば、消費パターンも当然変わる

「人はそれぞれ違う性格を持っているように、消費パターンにもそれぞれ傾向がある」と語る木原さん。それはどんなものなんでしょうか?

「僕らディグラム・ラボでは長年、人の行動と性格の共通点について、研究をしてきたのですが、性格が変われば、当然行動も変わります。たとえば、買い物の仕方ひとつ取ってみても、『これが気に入ったから』と商品を見て衝動的に買い物をする人もいれば、さまざまな口コミなどを比較検討してから買うタイプの人もいますよね。

 前者はどちらかというと割と直感で行動するアーティストタイプが多くて、後者は慎重で計画的な性格の持ち主が多いです。このように自分の性格を分析してみることで、自分が日ごろどういう消費傾向を取りがちなのか、またお金が貯まりやすいタイプかどうかが、認識しやすくなるんです」

 自分の性格を分類することで、どういうシチュエーションで散財してしまいがちなのかがわかるということ。そして、そのポイントを押えておくことで、無駄な消費を抑え、賢くお金を貯めることができるのだとか。

◆「飲み会の誘いを断れない」タイプは“流され消費”に要注意

 木原さんが特にお金が貯まらないタイプの人として挙げるのが「流され消費タイプ」。これは、その名の通り、他人に流されてお金を使ってしまいやすいタイプのことを指すのだそうです。

「このタイプの一番の特徴はとにかく、他人の誘いやお願いごとを断るのが苦手という点です。自分はあまり乗り気ではなくて本当は行きたくなくても、飲み会やイベントごとに誘われるとつい行ってしまったり、他人から『これはいいものだよ』と勧められたりすると断れずに、つい買ってしまいがちです」

 さらに、このタイプの人は流行にも流されやすいので、トレンドになっている商品や、メディアなどで紹介された商品なども、つい試してみたくなる傾向が強いため、気が付くと、いらないモノに囲まれて、お金だけ無くなっている……というケースも多いそうです。こうした流され消費に陥ってしまうことの問題点を木原さんは強調します。

「流され消費が多い人は、自分の意志とは関係ない突然の臨時出費が増えることになるので、自分でお金の流れをコントロールできません。自分で主体的に考えずに、他人に流されるままお金を使ってしまうため、計画的にお金を使うことができなくなってしまいます」

◆まずは「自分は流されやすい」と自覚すること

 では、「もしかしたら流され消費を結構してしまっているかも?」と思い当たる節がある人は、どのような点に気を付けて行動するべきなのでしょうか。

「まずは『自分は流されやすい人間である』ということを自覚することです。基本的にこうした流されやすい人の根幹にあるのは、『自分への自信のなさ』なんです。自分の考えや行動に自信がないからこそ、他人が持っているものを自分が持っていないと、不安になったり、他人に誘われたときにうまく断れずにお付き合い消費が増えたりする傾向があります。その点をしっかり自覚し、『たまには自分の軸をもって行動しよう』と意識してみることが大切です」

◆具体的なルールを設定して、消費を見直し

「あと、もうひとつは、具体的なルールを自分のなかで設定すること。『月の飲み会は3回までにする』『事前に計画していなかった予定外の買い物額の上限は1万円まで』などとルールを決めて、それを守るように心がけるだけで、だいぶ家計がコントロールできるようになるのではないでしょうか」

 自分の出費を見直してみて、もしも「行きたくないイベントに無理していった結果、散財している」「本当はそこまで欲しくなかったのに、流行に流されて買ってしまったモノがある」などという人は、木原さんのアドバイスにならって自分の消費のルールを設定してみてはいかがでしょうか?

<TEXT/藤村はるな PHOTO/難波雄史>

【木原誠太郎】
電通やミクシィなどでマーケティングを担当したのち、2013年にディグラム・ラボ株式会社を設立。心理学×統計学で人間の本音を分析し、カウンセリングを行うプログラム「ディグラム」を展開、資産形成の分野でもその有効性が注目を集める。近共著『<貯蓄のプロ>と<ディグラム診断のプロ>が教える「夫婦のお金」の増やし方』が好評発売中