『間違いだらけのLCC選び』(著・杉浦一機、草思社)

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いよいよゴールデンウイーク。海外旅行もビジネスも格安航空会社(LCC)の登場によって、空の旅が低運賃で手軽になってきた。その半面、リスクもあり、メリット、デメリットをよく理解して上手に利用したい。今回はLCCの使い方や飛行機の魅力、誰にも役立つCA(キャビンアテンダント=客室乗務員)の「秘伝」についても紹介したい。

J-CASTニュースの書籍サイト「BOOKウォッチ(https://www.j-cast.com/bookwatch/)」でも特集記事を公開中。

安全性や料金体系の仕組みやルール

いまやLCC全盛時代といわれるが、大手の航空会社とどう違うのか、安全性やサービス、料金体系はどうなっているのか。まだまだ、仕組みやルールが分かりにくい。

『間違いだらけのLCC選び』(著・杉浦一機、草思社、1728円)は、航空アナリストの第1人者がLCCのイロハから中級・上級までの賢い活用法を解説する。

LCCの運賃は大手の2分1から3分の1だが、キャンセルしたら原則、返金はない。機体は新造機だが、欠航や多少の遅れは覚悟しなければならない。このように長短両面があるのでリスクについて詳しく説明している。基本運賃に含まれない手数料、食事や機内サービスなども取り上げ、実際の試乗記、LCCの17社それぞれの詳細な情報も収録した。

現役のパイロットが描くロマン

明石家さんまさん、タモリさん、それに元プロ野球選手の江川卓さんは、飛行機恐怖症の著名人とよくいわれる。もしあなたもそうなら、この本で少し意識が変わるかもしれない。

『グッド・フライト、グッド・ナイト――パイロットが誘う最高の空旅』(著・マーク・ヴァンホーナッカー、訳・岡本由香子、早川書房、1944円)。根っからの飛行機好きが空の素晴らしさを語り尽くした1冊である。

著者のマーク・ヴァンホーナッカー氏は現役のパイロットで、日々ボーイング747を操縦して世界を駆け巡っている。飛行機で飛ぶことの楽しさ、上空からの眺め、果てしないロマン――。

旅の好きなギタリストの村冶佳織さんは「空の国の秘密をじっくり味わえる夢のような読書時間。すべての旅好きな人にお薦めしたい」と寄せている。飛行機恐怖症の人たちも考えが変わるかもしれない。

「伝説のCA」が教える困った時の秘伝

『ANAのVIP担当者に代々伝わる言いにくいことを言わずに相手を動かす魔法の伝え方』(著・加藤アカネ、サンマーク出版、1512円)。ずい分長いタイトルだが、話はわかりやすい。「飛行機の中で泣いている赤ちゃんを連れたお母さんと、うるさいと怒っているビジネスマン。この2人を目の前にして、どう言ってその場をおさめるか」といった困ったときの解決法だ。

全日本空輸(ANA)のVIP担当者たちはそんな時、相手に気持ちよく動いてもらうためのちょっとしたコツを知っている。その「秘伝」を公開しようというわけだ。クレームやダブルブッキングなど様々な場面に役に立つ。

著者の加藤アカネさんはANAの CA(キャビンアテンダント=客室乗務員)として入社、「ANA CAの顔」として活躍し、その後、「人財育成部門」でインストラクターとして5000人以上のCAを育て、いまや「伝説のCA」とよばれている。