主将の大谷は、神戸戦で先制点をゲット。プレーでもチームを引っ張る。(C)J.LEAGUE PHOTOS

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[J1リーグ7節]神戸1-2柏/4月16日(日)/ノエスタ
 
「首位で調子が良かったチームですし、去年のセカンドステージから(戦術がはまり)しっくり来ているイメージもあった」
 
 柏の大谷秀和は、対戦相手の神戸についてこう話した。
 
 かつて柏を率いて、数々のタイトルを獲得したネルシーニョ監督のもと、着実に力をつけている神戸は、今季6節終了時点で首位を走っていた。敵将を知る大谷も、一筋縄でいかない相手であることはわかっていた。
 
 実際、試合は28分に大谷のゴールで柏が先制したものの、7分後に同点に追いつかれ、後半も一進一退の攻防が続いた。大谷は「同点に追いつかれた後も我慢しながら、お互いチャンスがあったりピンチがあったり」と試合を振り返る。
 
 しかし、大谷いわく、前節の清水戦など、ここまでの敗戦が生きた。
 
「清水戦とかはそこ(一進一退の攻防が続くなか)で自分たちが我慢しきれなかった。でも今日はそういう瀬戸際で後ろの選手、シン(中谷進之介)が止めたり、(中村)航輔が止めたり。向こうも(決定機を)決めていればという結果で紙一重でした。でもそこを防ぐかどうかでサッカーの結果は変わるので、そこで最後まで粘り強くやったことが結果につながった」
 
 清水戦は主導権を握りながらも、相手の数少ないチャンスを止められず、0-2の敗戦。倏瓦蟠く″とは逆に緩慢な守備が目についた。前節までのリーグ戦6試合中、5試合で失点を喫している。神戸戦も先制し流れに乗りかけたところで反撃を許した。
 
 とはいえ後半は、カウンターを何度も受けたが、中谷や中村を中心に身体を張り、ゴールを死守。終盤に劇的な決勝点を奪い勝利した。まさに倏瓦蟠く″戦った成果が表れた。
 
「そういう部分は続けていける」
 
 守備面の課題は完全に改善されたとは言えない。ただ大谷の言葉どおり堅守を構築し、紙一重のゲームをモノにしていく倏瓦蟠さ″が、今後のキーポイントとなりそうだ。
 
取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)