久保のJ最年少ゴールに独紙が「ニッポンのメッシ」と注目 香川同僚MFとの比較も…

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天才司令塔シャヒンを引き合いに、15歳10カ月11日での記録達成を称える

 U-20日本代表FW久保建英(FC東京U-18)は、15日に行われたJ3リーグ第5節セレッソ大阪U-23戦でゴールを決め、森本貴幸(現川崎フロンターレ)が持っていた15歳11カ月28日のJリーグ最年少ゴール記録を15歳10カ月11日に更新した。

 このニュースは各国メディアでも報じられており、ドイツ紙「ビルト」でも「ニッポンのメッシ、日本で新記録を樹立」として紹介されている。

 久保はC大阪U-23戦の前半38分、ペナルティーエリア左で相手を背負いながらも鋭いターンを見せると、ドリブル突破で3人を置き去りにするやいなや得意の左足でシュート。相手GKの反応も届かない豪快な一撃でゴールネットを揺さぶった。このゴールについて同紙は、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントで、10代の頃から頭角を現していた早熟のゲームメーカーの名を出して比較している。

「ヌリ・シャヒンは17歳82日でブンデスリーガ史上最年少の得点者なのだが、日本のタケフサ・クボと比べると、ドルトムンターは後れを取ってしまった! “ニッポンのメッシ”はJ3の試合で15歳10カ月11日で初ゴールを決めた」

FC東京でのJ1デビューも近いとの予想も

 1部リーグと3部リーグというカテゴリーの違いこそあるものの、トルコ代表MFヌリ・シャヒンが2005年に達成した記録と比較しつつ、久保がかつてバルセロナの下部組織に所属していた経歴、そして初ゴールを決めたことについてのコメントも紹介。また「その卓越すべきテクニックから、彼は往々にしてリオネル・メッシと比較されている。15歳ながらすでにU-20日本代表に招集されており、まもなくFC東京のトップチームに出場するだろう」と今後を展望している。

 久保にゆかりのあるスペインメディアはもちろん、ドイツ最大級のスポーツ紙でも扱われるなど、欧州各国でも久保への注目は高まっている模様だ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images