生後8か月にして4歳児の体重を持つインドの女児(出典:https://www.youtube.com)

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我が子が元気にすくすく育ってくれることはどの親の願いでもある。しかし生後4か月を過ぎた頃から急激に太り、今では生後8か月にして4歳児ほどの体重となってしまったインドの女児のニュースを英紙『Mirror』や『The Sun』が伝えている。

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印パンジャーブ州に住むサラージ・クマーさん(23歳)とリーナさん(21歳)の間に生まれたチャハットちゃんは生後8か月になるが、その体重は17.2kgと4歳児並みだ。

チャハットちゃんには10歳児と同等の食欲があり、この月齢の子供たちが食べる量の4倍もの食事を口にする。断続的にミルクや食べ物を欲しがり、日に日に体重が増えていく娘を心配する母リーナさんは「とにかく一日中食べたがるんです。何も与えないと泣き始めます。外に出たがって泣いたりもしますが抱きかかえるのが重すぎて、近所にしか行けません」と話している。

また、父サラージさんは「チャハットの肥満は、私たちの子育ての仕方が悪いというものではありません。私たちのせいではなく、神がチャハットにこのような症状を与えているのです」と語る。我が子が欲しがる食べ物やミルクを制することなく与え続ける両親だが、あくまでもその影響で肥満になっているのではないと否定する。

肥満体型のチャハットちゃんはすでに呼吸や睡眠にも影響が出ているようだ。「私たちはチャハットが誕生する前に息子を出産時に亡くしています。だから娘まで失うことには耐えられません。貧しいなりにも娘にできる限りのことをしたい」というリーナさんとサラージさんは、地元の診療所へチャハットちゃんを度々連れて行きヴァスデヴ・シャーマ医師の診察を仰いできた。

生まれた時には普通サイズの赤ちゃんだったことを知るシャーマ医師は、困惑を隠せず「生後4〜5か月で体重が急速に加速しこのようになるというのは、私が診た中でも初めてのケースです」と話す。

そんなシャーマ医師は肥満の原因を突き止めるべく何度も血液検査を試みているが、チャハットちゃんの身体は脂肪量が多いうえ皮膚が異常に硬く、注射器が血管まで届かないため血液が採取できず検査が不可能な状態になっているという。しかし血液検査を受けないことには先に進めない。シャーマ医師は両親に、チャハットちゃんをアムリッツァーにある市民病院へ連れて行き専門医のもとで検査を受けさせるべきだと指示した。

リーナさんは「チャハットには普通の子供のように遊んだりできるようになってほしい。将来、困難な人生を歩んで欲しくはありません」と明かしているが、2人には最新医療が整った病院での検査をチャハットちゃんに受けさせるだけの治療費や交通費もなく、現在はなす術がないといったところだ。

シャーマ医師は「肥満の原因を解明する必要があります。また、食べる量を減らしたりして体重をコントロールするようにも努めなければいけません」と言う。的確な診断ができない限り治療することができないチャハットちゃんは、自分の症状を知る由もなく笑顔を見せているが、極度の肥満は健康に深刻な害を及ぼすために早急な検査が必要であることは否めない。

サラージさんは「娘の肥満を笑う人がいると悲しくなります」と話している。かけがえのない我が子のことを思う気持ちは人一倍あれど、経済的余裕がないばかりに専門医の治療を受けることができない現状は、インドではチャハットちゃんの両親に限ったことではない。娘の肥満の原因解明のため希望を捨てずにいるチャットちゃんの両親に、この先何らかの光が見えることを願わずにはいられない。

出典:https://www.youtube.com
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)