「結婚は一生しないと思っていました」――。

 2013年11月、年下で外資系企業に勤務する50代の男性と、出会いから2カ月のスピード婚をした女優の高橋ひとみさん(55)。キッカケは共通の友人が主催の“50代以上の独身の会”だった。

 ◇  ◇  ◇

 何度目かのデートで食事に行ったときに、彼が「ずっと一緒にどうのこうの……」って言ってて。酔っていたからちゃんと覚えていないのですが、勢いで2週間で結婚を決めました。

 結婚は修行だから、しないのは成長する機会を逸しているのよと、過去に誰かから聞いたのが引っかかっていたし、この頃に私の将来を心配していた母親が病気をしたことも後押しになったのかな。長く付き合ってたらいろいろ考えてしまって、決断できなかったと思います。芸能界ではなくて、普通の会社員で50代で独身って何かあるのかも……とか。彼には結婚前に「借金がない?」とか最低限のことは聞きましたよ。

 当初は、誰かと生活するのは違和感がありましたね。彼は潔癖で、新婚当初は私の飼っている犬のモモエが寝ころんだソファの上に座った後は着替えていました。ただ、私はモモエの方が大事なので、酒を飲んでいるときに「こんなことが続くのなら、この先の関係を考えます!」と言いました。

 その後の彼の“イクメン”ぶりがすごい。今では食事も刻んだ野菜を煮込んでドッグフードに混ぜたり、毎日ブラッシングとマッサージをしています。休みの日は夫婦で散歩がてら、ペットも入れる店でモーニングをしていますね。

■外食の方がコスパがいい

 主人はお酒が飲めないから、飲みに行くこともないんです。平日は会社と家の往復。午後5時半に会社を出て、6時10分には最寄りの駅につく。私が飲みに行くこともなくなりました。ただ、ご飯はめったに作りません。彼も作ったことがないようで、「この材料費なら、外食の方がコスパがいい」と、2人で外で食べています。

 主人はアイロンがけがパーフェクト。ファッション業界の人かというくらいおしゃれで、「クリーニングに出すと傷んでしまうから」と洗濯も全部自分でやっています。私のハンカチとかもしてもらいますが、四隅がよれることもなく新品みたいになりますよ。

 しかも毎週土日はトイレを掃除して、ゴミ出しは男の仕事としてやってくれる。私がどんなに遅く帰ってきても玄関を開けてくれるし、朝早いロケのときは玄関を開けて、私の姿が見えなくなるまで「行ってらっしゃい」と見送ってくれます。「いいから寝てて」と言っても絶対してくれる。私は逆で、ベッドで見送るだけですけどね、フフフ。

 主人のことは「ビル君」と呼んでいます。伊豆シャボテン公園にいるハシビロコウのビル君に似ているんです。主人は私を「ひとみさん」。彼は敬語ですね。2人の約束事? 浮気はしないってことくらいかな。あと、お酒はグラス2杯までと言われてますね。飲み過ぎると怒るんですが、私がぼそっと「こんな年になってまで怒られたくないな」と言ったら、ピタッと止まりました。

■お風呂やマッサージでスキンシップ

 仕事で変わったことといえば、バラエティー番組で主人のことを話す機会が増えましたね。彼は「人のことばっかりネタにしているけど、僕にも親兄弟がいるんですから」って言いながら、友人とかにメールで私が出る番組を伝えていますね。

 結婚して3年だから、まだラブラブ。夫婦生活も続いています。一緒にお風呂にも入ってますし、スキンシップの時間も取ってます。部屋でマッサージしたり、ロマンチックな映画を見たり、ムードをつくるのがいいのかなと思います。

 友人たちから夫婦関係がなくなったという話を聞くと、「へえ、そうなんだ。同世代は30歳すぎから何もないのか……。どうしているんだろう」と気になりますね。

 外出先では必ず手をつないでいます。主人は外資系の会社員だから抵抗ないのかも。行ってきますのキスもしますし、メールの最後には必ず、「愛してます」と付けてくれます。こっちが何もしないと催促されますよ。

 メールも「仕事してないの?」ってくらい来ます。最初は驚きましたが、いまは慣れてしまったので、少ない日は寂しくなりますね。