両手でバックハンドを打つ錦織圭【写真:Getty Images】

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錦織の武器を解説、鍵は“体のねじれ”「これにより十分なスピンで打てる」

 世界ランキングトップ10をキープし、指折りの強豪に数えられるようになった男子テニスの錦織圭(日清食品)。178センチとテニス選手としては決して大きくはない体で世界で渡り合える要因の一つは、強烈なバックハンドにある。米テニス専門サイト「ベースライン」では、高い技術力に裏打ちされた錦織の最強の武器を分析している。

「一時停止:ケイ・ニシコリのバックハンド」と題した記事では、錦織の得意技に焦点を絞って注目した。

 錦織のバックハンドといえば、両手打ちで強烈で多彩なボールを打ち返す。10代の頃はフォアハンドを武器にしていたが、20代に入るとバックハンドに磨きがかかってきた。難敵を翻弄する世界屈指の使い手となっており、その要因を記事では分析している。

「ケイ・ニシコリは教科書通りに両手打ちのバックハンドを用意する。彼の体はねじれ、肩は90度を超えてネットを向く。これによって彼は驚きの力と十分なスピンでのショットができる」

 お手本ともいえる両手打ちで構え、肩を思い切りひねってボールに最大の力を与える。これが、錦織のバックハンドの基本だ。さらに、記事では動作について技術面を解説している。

錦織の強烈なスピン「ボールに毎分2000回転以上かけることができる」

 錦織は左腕が体の後方まで回り込むため、前腕がやや上を向き、ラケット先端は下を向く。前方へのスイングが始まると、両腕とラケットが急激に上向きに回り、ボールに触れる時に持ち上げることを大幅に増加されることを紹介し、「これはフォアハンドでのワイパースイングのフィニッシュと同等なバックハンドだ」と述べている。

 また、下に向いたラケット先端は、接触時にさらなる加速を生むことを可能にするといい、「ニシコリはボールに毎分2000回転以上かけることができる」と説明されている。

 4月のマイアミ・オープンではベスト8で敗れ、世界ランキングを3つ落として7位となった錦織。それでも、こうして技術を詳細に分析されるのは一流選手の裏返しでもある。

 今後は24日開幕のバルセロナ・オープン(スペイン)に出場予定の錦織。5月の次なるメジャー大会・全仏オープンへ向け、バックハンドは威力を発揮するか。その高い技術力もまた、注目の一つだ。