緊張状態が続いている朝鮮半島。安倍晋三首相は13日の参院外交防衛委員会で、北朝鮮の弾道ミサイル技術に関し「サリンを弾頭につけて着弾させる能力をすでに保有している可能性がある」とも述べており、日本では北朝鮮の脅威が連日報じられている。(イメージ写真提供:123RF)

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 緊張状態が続いている朝鮮半島。安倍晋三首相は13日の参院外交防衛委員会で、北朝鮮の弾道ミサイル技術に関し「サリンを弾頭につけて着弾させる能力をすでに保有している可能性がある」とも述べており、日本では北朝鮮の脅威が連日報じられている。

 だが、中国メディアの今日頭条は14日、日本は日本では北朝鮮の脅威を煽りつつ、「この機に乗じてある目的を達成しようとしている」と主張する記事を掲載した。

 記事は、中国の軍事専門家・杜文龍氏へのインタビューを紹介し、北朝鮮の脅威を煽る日本の目的は「軍事力強化」であるとし、北朝鮮の脅威を煽っているのは「その目的を実現させるための口実」だと主張。そのために「意図的」に朝鮮半島問題の脅威を煽っており、実際に戦争が勃発することを願っているのだと主張した。そして戦争になれば日本も機に乗じて参戦することができ、ひいては平和憲法を改正し、「正常な国」に戻ることを狙っているのだと論じた。

 また日本は、朝鮮半島で危機が発生した場合、米国の同意さえ得られれば、自衛隊を派遣して米軍と共に参戦するつもりだとし、「共に参戦するとの名目で、米軍に従って軍事力を強化しようとしている」と杜氏は分析。米国と共に参戦すると自衛隊の戦力不足が明らかになるため、「日本は国の正常化に向けてさらに一歩進むことになる」と警戒感を示した。

 杜氏は、「こうした動きを見せる日本に対し、朝鮮半島と日本との間にファイアーウォールを築くこと」を提案。つまり朝鮮半島は朝鮮半島だけの問題として日本と完全に切り離すことが重要だと主張した。さらに北朝鮮問題に日本が過度の関心を示すことを国際社会全体で警戒し、日本が朝鮮半島でいかなる作戦行動もとらないよう抑え込むべきだと論じた。

 実際のところ、北朝鮮で戦争となれば日本の米軍基地なども北朝鮮の攻撃目標となることが予想され、さらには難民が日本に押し寄せることも考えられる。日本にも悪影響が出ることは必至であり、単純に日本が朝鮮半島での戦争に期待しているというのは、あまりに浅はかな主張だと言えるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)