現代版『ラビリンス/魔王の迷宮』の世界観に期待!
 - Lucasfilm / Photofest / ゲッティ イメージズ

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 デヴィッド・ボウイさんの代表作『ラビリンス/魔王の迷宮』(1986)の新作映画が製作されることが明らかになった。『ドント・ブリーズ』のフェデ・アルバレスがメガホンを取るとDeadlineが報じている。

 ボウイさんが出演と劇中楽曲も手がけた『ラビリンス/魔王の迷宮』は、「セサミストリート」などを手掛けてきた操り人形師ジム・ヘンソンが監督、ジョージ・ルーカスが製作総指揮を務めたファンタジーアドベンチャーで、主要キャラ以外のほぼすべてがマペットによって演じられている。愛読書“ラビリンス”に出てくる呪文を唱えてしまったことでゴブリンの魔王ジャレス(ボウイ)に連れ去られた幼い弟を救い出すため、少女サラ(ジェニファー・コネリー)が、不思議な迷宮世界ラビリンスへと向かうさまを描いた。

 そして今回明らかになった、トライスター・ピクチャーズの元で進められている新作企画では、アルバレスが『モンスターズ/新種襲来』などのジェイ・バスと共に脚本を執筆し、監督も務めるとのこと。1990年に53歳の若さで亡くなったヘンソンの製作会社ジム・ヘンソン・カンパニーのリサ・ヘンソンがプロデュースを担当する。

 盲目の老人に反撃を食らう若者たちを描いたスリラー『ドント・ブリーズ』がヒットを記録し、今注目の監督の一人であるアルバレス。長きにわたって人気を誇る作品の新作を手掛けることになり、「『ラビリンス/魔王の迷宮』は、子供時代に観た独創的な映画だ。この映画こそが、僕を映画づくりに恋させた。ジム・ヘンソンの魅惑的な世界を拡大させることができ、新しい世代の映画好きを『ラビリンス/魔王の迷宮』の世界観に誘えるなんて本当にワクワクしているよ」と気合いたっぷりのコメントを寄せている。

 内部関係者によると、この新作はリメイクでもリブートでもなく、ヘンソンが築き上げた世界観を押し広げるような作品になるそうで、続編というよりはスピンオフ作品に近いものになるだろうとのこと。ボウイさんの演じた魔王ジャレスは、新作には登場しないという。

 また、アルバレスとバスは一足先に、『ドラゴン・タトゥーの女』の続編『ザ・ガール・イン・ザ・スパイダーズ・ウェブ(原題) / The Girl in the Spider’s Web』でもタッグを組むことが決まっており、同続編の後で本作に取りかかる予定だという。ちなみに、『ドラゴン・タトゥーの女』の続編は、現在キャスティングを行っている最中だといい、今秋にも撮影が開始されるとのこと。ボウイさんなくして『ラビリンス/魔王の迷宮』の世界観がどのように拡大されるのか、アルバレス監督の手腕に期待したい。(編集部・石神恵美子)