若い女性の受診率は低め!知っておきたい「健康診断」の必要性

写真拡大

新年度が始まり、働く女性達には会社から健康診断の連絡がある時期ではないでしょうか。しかし「わたしはパートだから」「去年受けたし、今年はいいかな」と、健康診断を受けない人もいます。

しかし労働基準法では、勤務時間によってはパートでも健康診断の受診義務があるんです。そこで今回は健康管理士の筆者が、健康診断を受けるメリットについてご紹介します。

1:健診や人間ドックの受診状況:若い女性の受診率は低め

厚生労働省の調査(平成22年度)では、20歳以上の健診の受診率は64.3%となっており、平成13年度の60.4%と比べると若干増えていることがわかります。しかし20〜29歳女性では59.6%、30〜39歳女性では54.1%と、全体の受診率を下回っています。

やはり正社員で働く割合の高い男性と比べると、パートや派遣で働いたり専業主婦である割合の高いことが、女性の受診率が低い原因と考えられます。

2:健診を受けない理由は?

また、同調査によると健診や人間ドックを受けない理由として20〜29歳女性で最も多かったのが「心配な時はいつでも医療機関を受診できるから」が34.2%、30〜39歳女性では「時間がとれなかったから」が35.0%でした。次いで多かったのが20代、30代の女性でいずれも「費用がかかるから」という理由がありました。

この他にも「健康状態に自信があり必要性を感じないから」「知らなかった」や、中には「めんどうだから」という理由も。体重の変動にはとても敏感な女性達なのに、自分の体のことを後回しにしているのは驚きです。

3:健診は、自分のライフスタイルを振り返る機会

確かに人間ドックを受診しようとすると50,000円程度の費用がかかるようですので、中には躊躇する人もいるでしょう。しかし一般的な健康診断であればガン検診などのオプションを付けなければ5,000円程度で受けることができます。

「心配なときはいつでも医療機関を受診できるから」ということは体調が悪くなってからの受診ということ。中には自覚症状が出たときには病状がかなり進行してしまっている病気もあります。もしそうなったら健診を受ける以上の費用と時間を割くことになる上に、辛い症状とのお付き合いまでしなければならなくなってしまいます。

血液検査などの少しの変動であれば食習慣や運動、睡眠などのちょっとした生活習慣の見直しで正常に戻すことができ、薬を飲む前に改善できることも多くありますよ。

男性と比べて女性は健康に対する意識が高く、さまざまな情報を生活習慣に取り入れていると言われていますが、実践している健康法が自分に合っているかをチェックする機会だと思って、健診を受けられてはいかがでしょうか。

【参考】

健診(健康診断や健康診査)や人間ドックの受信状況 - 厚生労働省

【画像】

※ ldutko / Shutterstock

【筆者略歴】

佐々木 さゆり

長年の医療業界での経験や40垳採未梁慮海鮴犬し、延べ3万人を超える人の心と体の健康に携わる。総合栄養学・身体機能等を学べる「予防医療指導士」のテキスト監修者でもある。著書は「本当は怖いデスクワーク」