Doctors Me(ドクターズミー)- 単調な毎日は「心の老化」を招く…心を若々しく保つ4つの方法

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「心の老化」という言葉を意識されたことはありますか?
やる気が出なく刺激が少ない毎日を送ることで、うつ病などの様々疾患リスクがあるようです。

いつまでも元気で若くいるためには、体だけではなく心も整えていく必要があるのかもしれません。

今回は、意外と見落としがちな「心の老化」について、中高年からの対策として、原因やなりやすい人の特徴、また健康リスクや予防方法を医師に解説していただきました。

心の老化とは


同じことを繰り返して刺激の少ない日々を送っていると、脳の前頭葉などの働きが落ち、意欲や活力が落ちたり、感情のコントロールが難しくなる状態を「心の老化」と呼びます。

心が老化してしまう原因


・加齢
・単調な日々で、毎日同じことの繰り返し
・体調不良
・悩みが多い
・やることが多すぎる
・孤独
・目標がない

心が老化している人の特徴


外出や人と会うことが億劫になり、新しいことに挑戦したがらないことが挙げられます。

その他にも、行動や発言を我慢できず、場の空気を読めない行動をすることもあります。

心が老化していると懸念される健康リスク


うつ病


意欲が減退し、一つのことに集中できず、イライラしやすくなります。食欲が落ちたり、だるさや疲労感が現れるのも特徴です。

不眠


自律神経のバランスが狂い、交感神経が優位になり、緊張や興奮状態が続くことが原因です。うつ病が原因で不眠症が生じる場合があります。

認知症


年齢による物忘れが少しすすんだような記憶障害からはじまり、趣味など関心のあったものごとに対しても、意欲ややる気が失われてしまうといった性格の変化が少しずつみられるようになります。

肥満などの生活習慣病


ストレスを多く受けると自律神経が乱れ、消化吸収機能にも悪影響がでてしまい肥満につながることもあります。

自律神経のバランスが崩れると余分なカロリーが吸収されやすくなったりと太りやすい体質になってしまいます。

数年前から話題になっている「こころの定年」とは?


評論家の楠木 新さんが自著の中で提唱した概念で、主に40代以上の男性サラリーマンが、働く意味を見失い、成長している実感や自分の仕事の意義を感じられなくなって、意欲を喪失してしまう状態を指します。

心の老化に抗おうとする働きも、こころの定年として現れるのかもしれません。

40代以上が考える、会社に属するor属さない働き方

会社に属する



■ メリット
・所属意識が得られ、安心できる
・慣れた環境で仕事ができる
・ある程度の収入の保障と社会的保障が得られる
・今まで積み重ねてきた実績や信頼関係を利用できる

■ デメリット
・自分の思った通りのやり方で仕事ができない
・努力が正当に評価されるとは限らず、理不尽な扱いを受けることもある
・時間を奪われる
・通勤の負担がある
・望まない人付き合いもしなければならない

会社に属さない



■ メリット
・自分の思う通りに仕事を進められる

■ デメリット
・今までの実績を捨てて一から信頼を得なければならない
・責任をすべて背負わなければならない
・収入の保証がない
・社会的保障を受けられない
・家族の同意が得られないことがある

心の老化の改善方法


新しいことに挑戦


新しいことに挑戦してみることで、新しい趣味を始めたり、知らない人と話をしてみることで脳が活性化されます。

また、帰り道の道順を変えてみるだけで発見があるかもしれません。

見方を変えてみる


慣れ親しんだものの見方を変えてみることによって、毎日繰り返しているように思っていることでも、自分の意識を変えるだけで新しい側面が見えてくることも考えられます。

手を動かす作業で脳を活性化


パズルやゲーム、手芸などの手を動かす作業で脳を活性化させます。

また、利き手と逆の手で食事をしたり、足で折り紙をするなどの方法もあります。

軽めの運動


体を動かすことによって血行が改善し、体温が上昇することで免疫に非常に重要な役割を果たすリンパ球を活性化させます。

激しい運動を行う必要はなく、軽めの運動で十分な効果が得られます。
特に効果的な運動としては、呼吸を持続しながら行う有酸素運動が特にお勧めできます。

■ おすすめの運動
・温水プールでのスイミング
・エアロビクスやエアロバイク
・ウォーキング
・ジョギング(ゆっくりのスピードで)
・ラジオ体操など

最後に医師から一言


中高年は体と心の折り返し地点であり、様々なトラブルが起こりやすくなります。

働き方やプライベート、公私ともに自分を見直し、今までを振り返りつつ新しいことに挑戦することで、老化や気持ちの落ち込みを和らげ、ますます充実して過ごせることでしょう。

(監修:Doctors Me 医師)