■タイトなワインディングでの爽快なハンドリング

今回はターンバイクに続き、一般道で箱根・芦ノ湖から御殿場を越え、富士山の山中湖を目指すことにしました。一般道のタイトなワインディングで、新型C-HRがどのような走りを見せるのか確かめたいと考えたからです。

「スポーツモード+Bシフト」の新型C-HRは、狭くて路面の粗い一般道を活き活きと走っていきます。連続するタイトなワインディングでも、大柄なボディを持て余すことなく、リズミカルにコーナーを抜けていくことができました。あらためて、新型C-HRの優れたボディ剛性とシャッシー性能がもたらす爽快なハンドリングを実感することができたのです。

気になるパワーですが、ターンパイクで気になった頭打ちは、ほぼ発生しませんでした。むしろ上りと下りが連続する低中速域のワインディングでは、モーター出力の加速アシストと回生ブレーキの減速を繰り返し行うために、運転しやすく相性の良さを感じました。

それから帰路では、山中湖から高速道路に入ってしまうのが何やらもったいなくて、そのまま道志から相模原に抜ける一般道を選択。「ノーマルモード+Dシフト」に切り替えて、クルマも信号も少ない山合いのドライビングを大いに楽しんできました。

■コンビニでのひと休みで気づいたコト

一般道の山坂道を堪能した後、圏央道に乗り入れる前にコンビニでひと休み。ここまで何度かの休憩で、3つのコトに気づきました。

1つ目は、駐車場にバックから停める際の後方視界の悪さです。デザイン優先とはいえ、最近のクルマとしては珍しい程の見え難さ。新型C-HRでは、後方視界をカバーするバックモニターは必需品で装着をオススメします。

2つ目はコンソールのカップホルダーが深すぎて、コンビニで購入したLサイズのコーヒーカップが奥までスッポリ入ってしまうコト。カップの蓋を持たないと出し入れできないため、コーヒーを飲む時に気を使わないといけませんでした。

3つ目は、運転していて疲れにくいこと。数回の休憩は、トイレか飲食か撮影が目的で、疲れで休憩したことはありません。また今回の行程では、箱根の山を走り回りましたし、時間も12時間のレンタルのうち10時間をドライブしましたが、意外なほど疲労感は少なく済みました。

■燃費と走り

今回、箱根から富士山麓を抜けるコースをドライブした距離は約363キロ。箱根の山坂道であれだけアクセルを踏んで走り、ワインディングのハンドリングを楽しんだのに、トータル燃費はわずか約18km/lでした。一日中爽快なハンドリングを楽しんで、ガソリン代は2500円でお釣りがきたのですから、本当に素晴らしい!

ターンパイクのような急勾配の上りでアクセル踏みっぱなしの走りは、ほとんどの人にとって非日常的でしょう。その一点を除けば、新型C-HRはハンドリングも燃費も本当に素晴らしく、通勤やレジャー、山坂道や遠出のドライブ等のあらゆるシーンで、疲れ知らずの爽快なドライブを楽しめると思います。

トヨタはかつて、マーク況残錣覆匹妨道では使いきれない過剰パワーのエンジンを載せていました。ただ公道は100km/hが上限なので、相応のボディ剛性とシャシー性能しか持たせていませんでした。パワーでは加速性能など一芸に秀でましたが、走る・曲がる・止まるの総合性能では及ばない点も多かったように思います。

一方新型C-HRは、パワーよりもボディ剛性とシャシー性能の方が大幅に勝っています。これだけボディ&シャシー性能を大幅に際立たせたクルマは、トヨタでは初めてかもしれません。

豊田章男社長が「もっといいクルマをつくろう!」とトヨタ社内にハッパをかけ続けていますが、新型C-HRはその回答のひとつだと実感しました。しかもC-HRは、もっともっといいクルマになるポテンシャルを備えていることも、お伝えしておきたいと思います

(星崎 俊浩)

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第545弾新型C-HRのすべて (より深く知りたい方はこちらがオススメ)
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