先発に抜擢されると、タイミングの良いオーバーラップから先制点をアシスト。守備ではマッチアップした松原と堂々と渡り合うなど、攻守とも安定していた。
 
4 山越康平 6
状況に応じた判断が良く、ポジショニングをきめ細やかに変えて最終ラインを支える。明確なプレーには好感が持てた。
 
3 河本裕之 6
ラインを率先してコントロール。打点の高いヘッドで空中戦では抜群の安定感を見せ、鄭とのエアバトルではほぼ完勝だった。
 
22 和田拓也 6
守備に軸足を置いた分、攻撃に関与する場面は限られる。それでも、対峙した村田の突破に食らいつきながら、地道に役割をこなしていた。
 
MF
17 横谷 繁 6
積極的な仕掛けは控え、攻撃の潤滑油としてパスを捌き続けた。状況に応じて守備にも回りながら中盤を支えた。
 
40 茨田陽生 6
ビルドアップ、カバーリングともそつなくこなした。ボランチでコンビを組んだ横谷との連係もスムーズに機能。
 
14 清水慎太郎 6
攻撃で目立てなかったものの、守備時のハードワークで貢献。プレスバックして攻撃を遅らせるなど、チームプレーに徹していた。
 
MAN OF THE MATCH
7 江坂 任 7
敵の最終ライン前にできたスペースを活用し、攻撃にアクセントを加味。頭で貴重な先制点を奪った働きに加え、切れのある突破で敵を混乱させたプレーも素晴らしかった。
FW
8 ドラガン・ムルジャ 6(84分 OUT)
序盤からDFの背後を突いて起点に。シュート0本に終わったが、力強いポストワークや推進力で存在感を示した。
 
10 大前元紀 6(63分 OUT)
長短のパスを使い分けながら攻撃を組み立てる。自らのサイドチェンジから先制点を生み出すなど、古巣との一戦でまずまずの働きを見せた。
 
交代出場
MF
大山啓輔 6(63分 IN)
守備を意識しつつ、気をうかがいカウンターも発動。泥臭くピッチを駆け回り、清水の反撃機会を阻止しようと試みていた。
 
MF
28 長谷川アーリアジャスール ―(84分 IN)
隙あらば得意のドリブルで攻め込む場面も。出場時間は限られたが、“嫌らしい”プレーを見せていた。
 
DF
20 大屋 翼 ―(86分 IN)
足が攣った和田に代わって左SBで出場。終盤はマッチアップした村田に突破を許す場面もあったが、なんとか耐え凌いだ。

監督
渋谷洋樹 6
初勝利はまたもお預けに。攻守とも細部に課題を覗かせながらも、組織としてある程度機能させていたのは評価できる。
 
取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。