アジア選手権で初優勝を決めた平野美宇【写真:Getty Images】

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アジア選手権制覇の17歳、IOC運営サイトがトップページで特集「衝撃的な連勝」

 卓球のアジア選手権(中国・無錫)の女子シングルス決勝で日本勢21年ぶり優勝という快挙を果たした平野美宇(エリートアカデミー)。大アウェーの中で準々決勝から世界ランク1、2、5位を連続で金星を挙げ、5連覇中だった中国の牙城を崩した偉業はアジアのみならず、世界に大きな衝撃を与えたようだ。

 平野のアジア制覇を受け、国際オリンピック委員会(IOC)が運営するテレビチャンネル「オリンピックチャンネル」がトップページで動画を掲載し、異例の特集。「ティーンエイジセンセーション、ミウ・ヒラノが中国を征服する」と絶賛している。

 今大会、準々決勝ではリオデジャネイロ五輪金メダルで世界ランク1位・丁寧、準決勝では前回覇者で世界ランク2位・朱雨玲、決勝では世界ランク5位の陳夢と格上の中国勢に3連勝。特集では、決勝で平野が激しいラリーで躍動する姿や優勝を決めて歓喜する様子など、試合のハイライトをまとめた1分間の動画を掲載している。

 映像の中では「ヒラノが衝撃的な連勝を完了し、アジアタイトルを勝ち取る」とレポート。そして、14日に誕生日を迎えたばかりの17歳での達成がアジア選手権の女子シングルス史上最年少優勝という偉業だったことも紹介している。

リオ落選から1年足らずでIOC注目の存在に…「次は5月の世界選手権」と期待

 そして、決勝の陳夢戦については「ヒラノは中国の対戦相手を支配し、11-9、11-8、11-7で勝利」と圧勝ぶりを記述。日本勢では1996年の小山ちれ以来、21年ぶり3人目となる歴史的Vは、中国勢にとっては6大会ぶりのV逸となった。「無錫のホームのファンに衝撃を与えた」と伝えている。

 最後には「次は、5月の世界選手権」と伝え、5月29日にデュッセルドルフで行われる世界一決定戦へ向け、アジア新女王の今後に期待を込めた。

 平野といえば、昨夏のリオデジャネイロ五輪は石川佳純、福原愛、伊藤美誠に出場権を譲り、晴れ舞台に立てなかった。そんな17歳が1月に史上最年少で全日本女王に輝き、アジア制覇によって一躍、IOCからも注目される存在となった。リオ落選から悔しさをバネにした、1年足らずの躍進は目覚ましいものがある。

 次は世界選手権。そして、日本の新エースとして20年の東京五輪までどんな成長曲線を描くのか。天才少女に集まる期待は膨らむばかりだ。